Windows 10のPCでWiFi接続時に「インターネットなし、セキュリティ保護あり」というエラーメッセージが表示される問題は、多くのユーザーが直面する課題です。インターネットには接続できるのにOneDriveやその他のサービスにアクセスできない場合、いくつかの原因と解決策があります。この記事では、この問題を解決するためのステップを紹介します。
「インターネットなし、セキュリティ保護あり」と表示される理由
このエラーメッセージは、通常WiFi接続は確立されているが、インターネット接続に問題がある場合に表示されます。具体的には、以下のような原因が考えられます。
- DNS設定の問題
- ルーターやモデムの不具合
- ネットワークドライバーの不具合や設定ミス
- OneDriveの設定に問題がある場合
まず試すべき基本的な解決法
いくつかの基本的な手順を試すことで、問題が解決する場合があります。
- 再起動:PCとルーターを再起動して、接続のリセットを試みます。
- WiFi接続の確認:WiFiネットワークを一度切断し、再接続してみてください。
- ネットワークの診断ツール:Windowsに内蔵されている「ネットワークの診断ツール」を使用して、問題を特定します。
DNS設定の変更
「インターネットなし」の問題が続く場合、DNSサーバーの設定を変更することが効果的です。以下の手順でDNSをGoogleの無料DNSサーバーに設定してみましょう。
- 「コントロールパネル」を開き、「ネットワークとインターネット」を選択。
- 「ネットワーク接続」をクリックし、使用中のWiFi接続を右クリックして「プロパティ」を選択。
- 「インターネットプロトコルバージョン4(TCP/IPv4)」を選択し、「プロパティ」をクリック。
- 「次のDNSサーバーのアドレスを使う」にチェックを入れ、DNSサーバーとして「8.8.8.8」と「8.8.4.4」を入力します。
この設定を適用した後、再度接続を試みてください。
ネットワークドライバーの更新
ネットワークドライバーが古くなっているか、破損している場合、WiFi接続に問題が発生することがあります。ドライバーを更新することで、問題が解決することがあります。
- 「デバイスマネージャー」を開き、「ネットワークアダプター」を展開します。
- WiFiアダプターを右クリックし、「ドライバーの更新」を選択。
- 「自動的にドライバーソフトウェアを検索」を選び、最新のドライバーがあるか確認します。
OneDriveの接続問題を解決する
OneDriveへの接続に問題がある場合、以下の方法を試してみてください。
- OneDriveの設定のリセット:OneDriveアプリを一度アンインストールして再インストールする。
- OneDriveの再同期:OneDrive設定から「同期の解除」を選択し、再度同期を試みます。
- Microsoftアカウントの確認:OneDriveのサインインに使用しているMicrosoftアカウントが正常に機能しているか確認します。
まとめ
「インターネットなし、セキュリティ保護あり」のエラーは、WiFi接続に関連したさまざまな問題に起因している可能性があります。基本的な再起動から始めて、DNS設定やネットワークドライバーの更新を試し、それでも解決しない場合はOneDriveや他のネットワーク設定を見直しましょう。これらの手順で問題が解決することが多いので、順を追って実行してみてください。
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