PCの調子が悪くなり、起動時に何度も失敗したり、パスワード入力画面でエラーが表示される、さらにはシャットダウン後に勝手に再起動してしまうといった問題に直面することがあります。本記事では、これらの問題が発生する原因と、解決策を詳しく解説します。
PC起動時の失敗と「Please enter setup to recover BIOS setting」エラー
PCが初期起動時に何度も失敗する場合、BIOS設定に問題がある可能性があります。特に「Please enter setup to recover BIOS setting」というメッセージが表示される場合、BIOSの設定を確認する必要があります。このエラーは、Intel OptaneメモリやRAID設定を行った後に、SATAモードが「RAID」に設定されていないことが原因で発生することがあります。
まず、PCを起動した際にBIOS画面に入るために、画面に表示される指示に従い、BIOS設定を開きます。その後、SATAモードを「RAID」に変更し、設定を保存して再起動してみてください。これで起動の失敗が解消される場合があります。
パスワード入力エラーと「サインインオプションの無効化」問題
パスワード入力画面で「このサインインオプションは無効になっています」と表示され、ログインできなくなる場合があります。これは、サインイン試行の失敗やシャットダウンの繰り返しが原因で発生します。この問題は、一定時間PCを使わずに放置すると、自動的にサインインオプションがリセットされることによって解消されることがあります。
解決策としては、PCの電源を2時間以上入れたままにしておくか、別のサインイン方法を選択することです。例えば、PINコードや顔認証、指紋認証など、他のサインイン方法を試してみると良いでしょう。
シャットダウン後に自動再起動する問題
シャットダウン後にPCが自動的に再起動する現象は、Windowsの「高速スタートアップ」機能が原因であることが多いです。この機能は、PCの起動を速くするためにシャットダウン時に一部のシステム状態を保存しますが、これが原因で再起動が発生することがあります。
この問題を解決するには、「高速スタートアップ」機能を無効にする必要があります。設定方法は、コントロールパネルの「電源オプション」から「電源ボタンの動作を選択」を開き、「高速スタートアップを有効にする」のチェックを外します。
原因と対策まとめ
これらの問題が発生する原因は、主にBIOS設定、Windowsの設定、またはハードウェアの不具合に関連しています。それぞれの問題については、以下の対策を実行することで解決できる可能性があります。
- BIOS設定を確認し、SATAモードを「RAID」に変更する。
- パスワード入力エラーの場合は、他のサインイン方法を試すか、一定時間PCを放置する。
- シャットダウン後の自動再起動問題は、Windowsの「高速スタートアップ」機能を無効にする。
これらの手順を実行することで、PCの起動やシャットダウンの問題が解決され、スムーズに使用できるようになるでしょう。
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