レコードプレーヤーのトーンアームが、水平ではなく左側に傾いてしまう問題は、プレーヤーのセッティングにおいてよく見られる現象です。特に、Audio-Technicaのカートリッジとシェルを使用している場合、どのようにして垂直な位置にアームを調整できるかが重要なポイントになります。この記事では、アームの傾き問題の解決方法と、見落としがちな調整方法について詳しく解説します。
トーンアームの調整方法
トーンアームが垂直でない場合、いくつかの調整を試みる必要があります。特に、水平や針圧の調整がうまくいっていても、アームの傾きが解消されない場合は、以下の調整を確認しましょう。
- アームのバランス調整: トーンアームが傾いてしまう原因の一つとして、アームのバランスが取れていない場合があります。アームのバランスが適切でないと、アームが片側に傾くことがあります。アームのバランスを調整して、水平状態に保つことが大切です。
- アームのリフト高さ調整: アームが上がった際に左側に傾く場合、アームリフトの高さ調整が必要なことがあります。リフト部分が不均衡だと、アームが正しい位置に戻らず傾きやすくなります。
垂直方向のトラッキング調整
トラッキングエラーが発生していないということですが、アームが正しくレコード盤に向かうためには、垂直方向のトラッキング調整も重要です。
アームが盤面に向かって真っ直ぐに動くように、針圧を再確認し、カートリッジの傾きがないかも確認してください。針圧が過剰だと、アームが不安定になり、偏った方向に動くことがあります。
カートリッジの取り付け位置を再確認
カートリッジがシェルに正しく取り付けられていない場合、アームの傾きに影響を与えることがあります。カートリッジの取り付け角度や位置を再確認し、水平になるように調整してみましょう。
カートリッジの取り付けが不安定だと、アームが傾く原因となるため、取り付け位置を適切に調整することが解決への第一歩です。
アームの水平を保つためのチェックリスト
以下の点を確認することで、トーンアームの水平を保つことができます。
- トーンアームのバランスが取れているか確認
- アームリフトの高さ調整が適切か確認
- カートリッジの取り付け位置と角度を再調整
- 水平調整用の工具や水平器を使って、精密に調整
まとめ
レコードプレーヤーのトーンアームが左側に傾く問題は、バランス調整、リフトの高さ、カートリッジの取り付け位置を再確認することで解決できることが多いです。これらの調整を丁寧に行い、アームが水平に動くように調整しましょう。適切な調整を行うことで、快適なレコード再生を楽しむことができます。
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