USB3.0ケーブルを使用して外付けSSDに接続した際、理論上は最大5Gbpsの転送速度が期待できるはずですが、実際には44MB/sしか出ない場合があります。この記事では、その原因と可能な改善方法について解説します。
1. 使用しているUSBケーブルとポートの互換性
まず最初に確認すべきことは、使用しているUSBケーブルとポートが本当にUSB3.0に対応しているかです。外見で判断するのは難しい場合がありますが、ケーブルの仕様やデバイスのポートがUSB3.0に対応しているか、しっかり確認しましょう。
例えば、購入したケーブルがUSB2.0規格のものである場合、転送速度はUSB2.0に制限され、かなり遅くなります。必ずUSB3.0対応のケーブルかどうかを確認してください。
2. 外付けSSDの性能とUSBインターフェース
外付けSSD自体の転送速度にも限界があります。SSDの読み書き速度が遅いと、たとえUSB3.0のケーブルを使用していても、転送速度はその性能に依存します。CrystalDiskMarkで測定した際に予想よりも速度が遅い場合は、SSD自体の性能が影響している可能性も考慮する必要があります。
3. 使用しているPCやスマホのポートの制限
接続しているPCやスマホのUSBポートがUSB3.0に対応していない場合、ケーブルがUSB3.0対応でも転送速度が遅くなることがあります。特に古いPCやスマホでは、USBポートが2.0規格しか対応していないことがあります。
そのため、使用しているデバイスのポートがUSB3.0に対応していることを確認しましょう。もしもポートが2.0規格の場合は、転送速度が遅くなります。
4. ケーブルや端子の品質
ケーブルの品質が低いと、データ転送速度に悪影響を与えることがあります。安価なケーブルや粗悪な製品を使用すると、データ転送が不安定になったり、速度が著しく遅くなることがあります。
信頼性の高いブランドから購入したUSB3.0ケーブルを使用することで、転送速度が改善されることがあります。
まとめ
外付けSSDで転送速度が遅い場合、ケーブルの仕様、ポートの互換性、SSDの性能、使用しているデバイスの制限など、いくつかの要因が影響しています。USB3.0対応のケーブルとポートを使用し、SSD自体の性能にも注意を払いましょう。また、ケーブルや端子の品質にも気をつけることが重要です。
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