鉄道撮影に最適な望遠レンズとして、EF 70-200mm F4L IS USMとタムロン 70-210mm F/4 Di VC USDの2つが人気です。どちらもF4の明るさを持ちながら、価格帯や性能に差があり、選択肢を迷う方も多いです。本記事では、これら2つのレンズを鉄道撮影や夜間撮影における性能を重視して比較し、どちらが最適かを解説します。
1. EF 70-200mm F4L IS USMの特徴
EF 70-200mm F4L IS USMは、CanonのLシリーズの一つで、画質や耐久性が非常に高いレンズです。特に、逆光耐性に優れた設計となっており、鉄道撮影や日中の屋外撮影での色再現性やコントラストが素晴らしいです。
このレンズには、画像安定化(IS)機能も搭載されており、手ブレを抑えて撮影できます。これにより、鉄道撮影時や低光量下での安定した撮影が可能です。また、AF(オートフォーカス)の精度も高く、素早い動きに対応できるため、鉄道撮影に非常に向いています。
2. タムロン 70-210mm F/4 Di VC USDの特徴
タムロン 70-210mm F/4 Di VC USDは、EF 70-200mm F4L IS USMに比べて比較的手頃な価格で提供されているレンズです。これもF4の定常開放で、鉄道撮影に必要な画質や性能を持っています。特に、タムロンはVC(Vibration Compensation)という手ブレ補正機能を搭載しており、低光量下や長時間の撮影でも安定した画像を提供します。
このレンズも逆光に強く、色再現性やコントラストの面でも優れたパフォーマンスを発揮します。レンズの重さが比較的軽く、持ち運びが便利な点も魅力です。
3. 夜間撮影と逆光耐性の比較
鉄道撮影において、夜間や逆光での撮影は特に難易度が高くなります。EF 70-200mm F4L IS USMは、CanonのLレンズとして逆光に非常に強く、フレアやゴーストを抑えた撮影が可能です。これにより、日没時や夜間の撮影でもクリアでシャープな画像を得ることができます。
一方、タムロン 70-210mm F/4 Di VC USDも逆光性能に優れていますが、EF 70-200mm F4L IS USMと比較すると、若干の色のにじみが発生することがあります。しかし、価格を抑えて高性能を求める場合には十分に満足のいく性能です。
4. どちらを選ぶべきか
EF 70-200mm F4L IS USMは、価格が高めですが、長年の信頼と確かな性能を提供します。特に逆光に強く、動きの速い鉄道撮影にも向いており、精密な画像安定化機能が役立ちます。
タムロン 70-210mm F/4 Di VC USDは、価格が抑えめでありながら、必要な性能をしっかりとカバーしています。軽量で持ち運びやすく、日常的に使いやすいレンズですが、EF 70-200mm F4L IS USMに比べるとわずかながら性能差を感じることがあります。
5. まとめ
鉄道撮影や夜間の撮影において、どちらのレンズも十分に使える性能を持っています。予算に余裕があり、長く使いたい場合はEF 70-200mm F4L IS USMを選ぶのが良いでしょう。コストパフォーマンスを重視するなら、タムロン 70-210mm F/4 Di VC USDも非常に良い選択です。最終的には、あなたの予算や使用目的に合わせて、どちらが最適かを判断してください。
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