SONYのAPS-Cカメラで子供の写真を撮影する際、どのレンズを選ぶべきか迷っている方に向けて、各レンズの特長と撮影用途に合わせた選択のポイントをご紹介します。今回は、予算15万円程度で、α6600とレンズの組み合わせを検討されている方に役立つ情報をお届けします。
1. SONY α6600の特徴
SONY α6600は、手ぶれ補正機能を搭載しており、動きが多い子供を撮影する際にも非常に便利です。加えて、α6600はAPS-Cサイズのセンサーを搭載しているため、高画質で広角から望遠まで多用途に使用できます。小型で軽量なので、持ち運びやすさも魅力です。
2. レンズ選びのポイント
レンズ選びは、撮影するシーンに応じて重要な役割を果たします。子供を撮影する場合、動きの速い被写体に対応できることが求められます。ここでは、3つのレンズの特長を解説します。
① SONY FE28mm F2
FE28mm F2は、広角で明るいf/2の開放絞りを持っており、低照度でも活躍します。風景や室内での撮影に向いており、日常の撮影でも使いやすい焦点距離です。また、フルサイズ対応のため、将来的にフルサイズ機を使う予定がある方にも良い選択です。
- メリット: 明るいf/2で、低照度でも鮮明な画像
- デメリット: 子供の動きが速いシーンではやや不向き
② SONY Sonnar T* E 24mm F1.8 ZA
SONY Sonnar T* E 24mm F1.8は、開放f/1.8の明るさを持っており、ボケ味が非常に美しく、人物撮影に向いています。ただし、レンズ自体はやや大きめで、APS-Cで使うと広角気味の画角になります。
- メリット: 明るいf/1.8、ボケが美しい
- デメリット: APS-Cでは画角が広め、やや大きめのレンズ
③ SONY E 35mm F1.8 OSS
SONY E 35mm F1.8 OSSはコンパクトで軽量なレンズで、換算焦点距離が52.5mmとなり、日常的な撮影に適しています。子供の撮影にも十分対応できますが、やや狭い画角を感じるかもしれません。
- メリット: コンパクトで軽量、焦点距離が実用的
- デメリット: 少し狭い画角(換算52.5mm)
3. どのレンズを選ぶべきか?
各レンズの特長を踏まえ、どのレンズが最適かは撮影するシーンに応じて異なります。子供の撮影で「動き」に対応するためには、軽量で素早くピントを合わせられるレンズが重要です。FE28mm F2は、広角で汎用性が高く、家族写真や日常の撮影に便利です。Sonnar T* E 24mm F1.8 ZAは、ボケ味を活かした人物撮影に適しており、F1.8の明るさが魅力ですが、少し大きめです。E 35mm F1.8 OSSは、焦点距離としては実用的ですが、画角がやや狭いので、もう少し広い画角を求める場合には不向きかもしれません。
4. まとめ
子供の撮影をメインに考えると、軽量で使いやすいE 35mm F1.8 OSSが最もバランスが取れた選択です。しかし、ボケを重視した撮影や広角が必要な場合は、FE28mm F2も良い選択肢です。Sonnar T* E 24mm F1.8 ZAは、美しいボケ味を楽しめますが、少し重くて大きいため、より小型のレンズを求める場合には向かないかもしれません。
最終的には、撮影シーンや求める画角、携帯性に応じて、最適なレンズを選ぶことが大切です。
コメント