ルームエアコンの冷媒ガス補充と真空引きの方法について|室内機・室外機の手順と注意点

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中古で購入したルームエアコンの冷媒ガスが完全に抜けていた場合、ガス補充だけではなく、真空引きも行う必要があります。しかし、真空引きの手順にはいくつかの重要なポイントがあります。本記事では、エアコンの冷媒ガス補充と真空引きの方法について解説します。

冷媒ガス補充前に必要な真空引き

冷媒ガスが抜けているエアコンを補充する前に、真空引きを行うことが不可欠です。真空引きの目的は、エアコン内部の空気や湿気を取り除き、ガスが正しく充填されるようにすることです。特に冷媒システムが完全に空の状態から始める場合、真空引きは重要な手順です。

真空引きの手順:室内機と室外機の接続

真空引きを行うためには、まず室内機と室外機をしっかりと接続する必要があります。次に、エアコンのガス管や液管の弁を全開にして、サービスポートを使って真空ポンプを接続します。このとき、真空引きを開始する前に、配管やシステム全体が完全に密閉されていることを確認してください。

室外機内の真空引きが必要か?

室外機内部のコンプレッサーや配管も大気圧と同じ状態に戻すため、真空引きが必要かと考えがちですが、通常は室内機と室外機をつなぐ配管部分の真空引きのみで十分です。コンプレッサー内部の真空引きは一般的には必要なく、配管が適切に接続され、室内機と室外機のガス回路が密閉されていることが最も重要です。

真空引き後の冷媒ガス充填

真空引きが完了した後、冷媒ガスを充填します。この際、使用する冷媒ガスの種類(R32やR410Aなど)を確認し、適切な量を充填します。充填後、エアコンの動作を確認し、冷房運転が正常に行われるかをチェックします。

注意点:専門知識と設備の重要性

真空引きや冷媒ガスの補充作業は、専門的な知識と道具が必要です。正しい手順で作業を行わないと、エアコンの効率が悪化するだけでなく、システム自体に損傷を与える可能性もあります。エアコンの修理や点検には、専門業者に依頼することを強くおすすめします。

まとめ

中古のエアコンで冷媒ガスが抜けている場合、まず真空引きを行い、その後ガスを充填することが必要です。真空引きは室内機と室外機の接続部分で行うのが基本であり、室外機内のコンプレッサーや配管の真空引きは通常必要ありません。作業には専門知識と適切な設備が必要なため、自己処理が不安な場合は専門業者に依頼するのが安心です。

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