Canon R10を使用している方から、動き回る子供の撮影をメインにした単焦点レンズの選び方について質問がありました。今回は、特に手ブレ補正機能が重要な撮影環境において、RF35mm F1.8 マクロ IS STMとシグマ 30mm F1.4 DC DN Contemporary キヤノンRF用の2つのレンズについて比較し、どちらがより適しているかを解説します。
1. Canon RF35mm F1.8 マクロ IS STMの特徴
RF35mm F1.8 マクロ IS STMは、Canonが提供する便利な標準的な35mm単焦点レンズです。このレンズの最大の特徴は、手ブレ補正(IS)機能が搭載されている点です。動き回る子供を撮影する場合、手ブレ補正があると、低速シャッターでの撮影でも安定した写真が得られます。
また、マクロ機能も備えており、被写体に近づいて撮影することも可能です。これにより、子供の細かな表情や小物などをクローズアップで撮影できる柔軟性があります。
2. シグマ 30mm F1.4 DC DN Contemporaryの特徴
シグマの30mm F1.4 DC DN Contemporaryは、APS-Cサイズのセンサー向けに設計されたレンズで、F1.4の大きな開放絞りが特徴です。これにより、非常に明るく、ボケ味の美しい写真が撮影可能です。
手ブレ補正機能は搭載されていませんが、F1.4の大口径により、十分に明るい環境であれば、低ISOや速いシャッターで撮影することができ、手ブレのリスクを最小限に抑えられます。特に室内撮影や暗い場所での使用に強みを持っています。
3. 手ブレ補正の重要性と使用シーン
R10には手ブレ補正機能がないため、動き回る子供の撮影には手ブレ補正機能があるレンズが非常に便利です。RF35mm F1.8 マクロ IS STMは、手ブレ補正が搭載されており、動きの多いシーンでも安定した映像を撮影することが可能です。特に、シャッタースピードが遅くなりがちな室内撮影や、動きのある被写体を撮影する際には手ブレ補正が効果的に作用します。
一方、シグマ 30mm F1.4は手ブレ補正がないため、手持ちでの撮影では少し工夫が必要です。ただし、F1.4の明るさを活かして、速いシャッターで撮影することが可能で、光量が十分であれば手ブレの心配は少なくなります。
4. どちらを選ぶべきか?
最終的にどちらのレンズを選ぶかは、撮影シーンによります。もし動き回る子供を撮影することがメインであれば、手ブレ補正が搭載されたRF35mm F1.8 マクロ IS STMが便利です。安定した撮影が可能で、マクロ機能も活用できるため、日常的な撮影やちょっとしたクローズアップにも対応できます。
一方、F1.4の明るさと美しいボケを活かして、もっと絞り開放で表現力豊かな写真を撮りたい場合や、暗い場所での撮影が多い場合には、シグマ 30mm F1.4が適しています。
5. まとめ
Canon R10での動き回る子供の撮影には、手ブレ補正が重要な要素となります。そのため、安定した撮影を求めるのであれば、RF35mm F1.8 マクロ IS STMを選ぶのが良いでしょう。もしより表現力豊かなボケ味や、明るいレンズでの撮影を重視するのであれば、シグマ 30mm F1.4も非常に魅力的な選択肢です。それぞれの撮影スタイルに合わせて、最適なレンズを選んでください。
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