内蔵型SSDをケーブルで接続してクリスタルディスクマークをかける意味とは?

パソコン

内蔵型SSDをケーブルで接続して、クリスタルディスクマーク(CrystalDiskMark)を使用する際、実測が正しく得られないのではないかという疑問を持っている方も多いでしょう。本記事では、その理由と実際のベンチマーク測定について詳しく解説します。

内蔵型SSDと外部接続の違い

通常、内蔵型SSDはマザーボードに直接接続されています。これにより、データ転送速度が最大限に発揮され、最適なパフォーマンスを提供します。しかし、内蔵型SSDをUSBケーブルやSATAケーブルなどで外部に接続すると、接続経路が変わるため、転送速度が制限される場合があります。

特に、USB接続の場合、USB 2.0やUSB 3.0、さらにはUSB 3.1やUSB 3.2などの規格によって、転送速度に差が出ることがあります。これにより、内蔵型SSDの本来の性能を引き出せない場合があります。

クリスタルディスクマークによる性能測定のポイント

クリスタルディスクマークは、ストレージデバイスの読み書き速度を測定するためのツールです。通常、内蔵型SSDを直接接続してテストを行うことで、正確な性能を確認できます。しかし、外部接続時に使用するケーブルやポートの仕様によっては、転送速度が制限されることがあるため、正確な測定結果が得られないことがあります。

例えば、USB 2.0ポートで接続した場合、理論上の転送速度は最大で480Mbpsとなり、内蔵型SSDの性能を完全に引き出すことはできません。USB 3.0やUSB 3.1の場合、速度はより高速になりますが、それでもSATA接続やPCIe接続に比べると速度が制限される場合があります。

SSDを外部接続で使用する場合の注意点

外部接続でSSDを使用する場合、正確なパフォーマンスを得るためには、接続するケーブルやポートの仕様が重要です。高速な転送速度を実現するためには、USB 3.1以上のポートや、適切なケーブルを使用することが推奨されます。

また、SSD自体が対応しているインターフェースによっても、転送速度に差が生じます。例えば、NVMe規格のSSDは、SATA規格のSSDに比べて圧倒的に高速な読み書き速度を実現していますが、USB接続ではそのパフォーマンスを完全に発揮できません。

まとめ

内蔵型SSDを外部ケーブルで接続してクリスタルディスクマークを使用することは可能ですが、接続方式(USBやSATAなど)やケーブル、ポートの仕様によっては、SSD本来の性能を正確に測定できない場合があります。正確な測定を行いたい場合は、内蔵型SSDを直接マザーボードに接続してベンチマークを実施するのが最適です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました