最近、電話番号の先頭に「+」が付いた13桁の番号から着信があり、不安に感じた方も多いのではないでしょうか。特に「+81」などの国番号が表示されると、国内の携帯電話番号と勘違いしやすく、注意が必要です。今回は、こうした電話番号の特徴や、詐欺の手口、そして安全に対処する方法について詳しく解説します。
国際電話番号の構造とその特徴
国際電話番号は、発信者の国番号(例:日本なら「+81」)と、発信者の電話番号で構成されています。通常、国内の電話番号は「0」から始まりますが、国際電話ではこの「0」を省略し、代わりに「+」と国番号を付けます。例えば、日本国内の携帯番号「090-1234-5678」への国際電話は「+81 90-1234-5678」となります。
このような番号が表示される場合、海外からの着信や、スマートフォンの「国際ダイヤルアシスト」機能によるものが考えられます。特に、アドレス帳に登録されていない相手からの着信では、注意が必要です。
13桁の電話番号が示す可能性のある事例
13桁の電話番号は、通常、国際電話の形式で表示されます。例えば、「+1 800-123-4567」のような番号です。これらは、アメリカやカナダなどの国際フリーダイヤル番号である可能性があります。これらの番号は、受信者が通話料を負担する仕組みとなっており、知らずに折り返すと高額な通話料金が発生する恐れがあります。
また、最近では「+295」など、存在しない国番号からの着信も報告されています。これらは、番号の偽装を目的とした詐欺の可能性が高いとされています。
詐欺電話の手口とその特徴
詐欺電話の手口としては、以下のようなものがあります。
- 国際ワン切り詐欺:海外の番号から着信があり、折り返すと高額な通話料金が発生する。
- 未払い料金を装った詐欺:自動音声で「料金が未払い」と伝え、指示に従わせる。
- 警察や金融機関を装った詐欺:警察や金融機関を名乗り、個人情報や金銭を引き出そうとする。
これらの詐欺は、番号の偽装や自動音声を利用して、受信者の不安を煽り、対応を促す手口が特徴です。
安全に対処するためのポイント
13桁の電話番号からの着信に対しては、以下の対処法が有効です。
- 番号をネットで検索する:着信があった番号をインターネットで検索し、発信元や過去の情報を確認する。
- 折り返し電話をしない:不審な番号からの着信には、折り返し電話をしない。
- 不審な番号はブロックする:迷惑電話対策アプリやスマートフォンの設定で、不審な番号をブロックする。
- 公式の連絡先を利用する:銀行や公共機関からの連絡と思われる場合は、公式ウェブサイトで連絡先を確認し、直接問い合わせる。
これらの対処法を実践することで、詐欺被害を未然に防ぐことができます。
まとめ:不審な電話には慎重に対応しよう
13桁の電話番号からの着信は、国際電話や詐欺の可能性があります。知らない番号からの着信には慎重に対応し、必要に応じて専門機関に相談することが重要です。安全を最優先に、冷静な判断を心がけましょう。
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