スマートフォンを使ったマクロ撮影は、今や多くの機種で可能ですが、どのタイプのレンズが自分の撮影スタイルに合うのかは迷うところです。特に、2眼レンズ(広角+マクロ)と1眼レンズ(広角のみ)にはそれぞれ特徴があり、撮影の用途や環境によって選び方が変わります。この記事では、近接撮影をする際の機種選びや撮影方法について解説します。
2眼レンズのマクロ撮影の特徴
2眼レンズが搭載されたスマートフォン、例えば「arrows We2」や「Galaxy A25 5G」などは、マクロレンズと広角レンズがセットで搭載されています。マクロレンズは、特に小さいものを鮮明に撮影することができるのが特徴です。しかし、解像度が低い場合やレンズの品質があまり高くない場合、撮影した画像の詳細がややぼやけてしまうことがあります。
ただし、花や小物などの近接撮影においては、ある程度の鮮明さを求めるだけであれば、2眼レンズで十分に対応できることもあります。特に、レンズの切り替えが簡単で、状況に応じた撮影がしやすいのが魅力です。
広角レンズの近接撮影とは
一方、「AQUOS wish5」のように広角レンズしか搭載されていない場合、マクロ撮影はレンズを最大限に寄せて行う形になります。この場合、近距離での撮影が少し難しくなることがありますが、広角レンズならではの広い画角を活かした撮影が可能です。
広角レンズを使用する場合、レンズの近くに寄って撮影することで、被写体が大きく見え、背景も広く写るため、撮影した写真に奥行きが出やすくなります。ただし、マクロレンズのように細かい部分にピントを合わせるのが難しいため、非常に近い距離での撮影が求められる小さな被写体には不向きかもしれません。
小さな被写体を撮るには?
質問者のように、小さなアリを撮ることはないけれど、花などを近距離で撮影したい場合、マクロレンズがなくても広角レンズで十分に美しく撮影できます。広角レンズを使うことで、被写体に寄って撮影しても解像度が低すぎることなく、自然な背景ぼけを得ることができます。
特に花を撮影する場合、広角レンズを使うことで、被写体にしっかりピントを合わせつつ、背景のボケ具合を楽しめるため、より芸術的な仕上がりになることがあります。
マクロレンズがなくても大丈夫か?
基本的に、マクロ撮影は細部を強調したいときに使用しますが、花や葉っぱ、ペットのような被写体の場合、広角レンズを使って少し距離を取って撮影するだけで十分に素敵な写真が撮れることが多いです。
また、広角レンズを使用して撮る場合、ピントが合わせにくい距離に寄るとぼけた写真になってしまうことがあるため、適切な距離を保ちつつ、手ブレしないように気をつけると良いでしょう。
まとめ
スマートフォンでマクロ撮影を行う際、2眼レンズ(広角+マクロ)と1眼レンズ(広角のみ)にはそれぞれメリットがあります。近距離の撮影が得意な2眼レンズは、小さな被写体にピントを合わせやすい反面、解像度が低くなることがあるため、使用シーンに合わせて選ぶことが重要です。一方、広角レンズを使って少し距離を取って撮影することで、背景を広く取り込んだ美しい写真が撮れるため、マクロレンズがなくても十分に満足できる結果が得られるでしょう。
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