自作PCを組み立てた際、マザーボードの「EZ Debug LED」に表示された「BOOT」のランプが点灯している場合、その原因を特定することが重要です。特に、SSDやM.2ドライブの取り付けに不具合がある場合、BIOSに表示されないことがあります。この記事では、SSDの不具合や接続の確認方法を含む、解決策を解説します。
「EZ Debug LED」の「BOOT」ランプが点灯する原因
「EZ Debug LED」は、マザーボード上のトラブルシューティング用インジケーターです。各パーツに異常がある場合、そのパーツの対応するランプが点灯します。「BOOT」ランプが黄色く点灯している場合、主に以下の原因が考えられます。
1. SSDやストレージデバイスの接続不良:M.2 SSDが正しく差し込まれていない、または接続に不具合がある場合です。特に、M.2スロットの方向やピンの接続に注意が必要です。
2. BIOS設定の問題:BIOSがOSを認識していない、またはドライブが未設定の場合に、SSDが表示されないことがあります。
SSDやストレージデバイスの接続確認方法
まずは、M.2 SSDが正しくマザーボードのスロットに接続されているか確認しましょう。SSDを取り外し、再度しっかりと差し込み直します。特に、ピンが正しく接触しているか、スロット内の方向が合っているかをチェックします。
また、M.2スロットに他のデバイスが干渉していないかも確認してください。もし他のデバイスが接触していると、SSDが正常に認識されない場合があります。
BIOSでSSDの設定を確認する方法
PCの電源を入れた後、BIOSにアクセスして、SSDが認識されているか確認します。通常、BIOSの「Storage」セクションで接続されているストレージデバイスを確認することができます。
もしSSDが表示されていない場合、BIOSの設定で「SATA Configuration」や「M.2 Configuration」を確認し、正しい設定がされているかをチェックします。また、必要に応じてBIOSのアップデートも行うことを検討してください。
OSインストール後に解決する場合も
場合によっては、OSのインストールを進めることで問題が解消されることもあります。新しいSSDをインストールする際、OSが正しく認識するように設定されることがあるため、OSのインストールを試みてみましょう。
インストール中にドライブが表示されなかった場合は、上記の手順に従って再度接続や設定を確認してください。OSがインストールされると、通常は「BOOT」ランプが消灯し、正常に動作するようになります。
まとめ
自作PCを組み立てた際に「BOOT」ランプが点灯する原因は、SSDの接続不良やBIOS設定の問題が考えられます。まずは、SSDが正しく接続されているか確認し、BIOSで設定を確認することが重要です。これらの確認を行い、それでも問題が解決しない場合は、OSのインストールを進めることで解決することがあります。慎重に確認を行い、正しくセットアップを進めましょう。
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