ソニーのα7CIIは、前モデルであるα7IIIから進化を遂げ、多くの新機能や改良が加えられています。しかし、完璧なカメラは存在せず、購入を検討する前にそのデメリットや改善点をしっかり把握しておくことが重要です。この記事では、α7CIIのデメリット、肌色の改善、AIAF(AIオートフォーカス)の性能について詳しく解説します。
α7CIIのデメリット
α7CIIは非常に高性能なカメラですが、いくつかのデメリットも存在します。特に、α7IIIを使用していた方が気になる点として以下が挙げられます。
- バッテリー持ちがやや短い:α7CIIは高性能な分、バッテリー消費が早くなることがあります。特に長時間の撮影や連続撮影では、予備バッテリーを用意する必要があるかもしれません。
- ボディの軽量化による安定性の低下:軽量で持ち運びが便利な一方で、手ブレを感じることがあるかもしれません。特に大きなレンズを使用する際には、安定性に注意が必要です。
- オートフォーカスの反応が完璧ではない場合がある:AIAFは非常に優れていますが、状況によっては他のカメラに比べて反応が遅れることもあります。
α7CIIでの肌色改善
以前のα7IIIでは、特に「撮って出し」の肌色が不自然に見えることがあるという問題がありました。しかし、α7CIIではその点が改善されています。新しい「リアルタイムビジュアルプロセッシング」技術により、肌の色がより自然に、リアルに再現されるようになっています。
特に、ポートレート撮影や人物撮影で肌色がきれいに出るため、撮影後に補正を加える必要が少なくなります。肌色が自然に映し出されるため、撮影後の編集作業が楽になる点は大きな利点です。
AIAF(AIオートフォーカス)の性能について
α7CIIはAIオートフォーカス(AIAF)の進化版を搭載しており、特に動きの速い被写体にも強力に対応できます。人物の顔や目を素早く追従する能力は、驚くほど高精度です。
また、動体撮影時におけるフォーカスの精度が格段に向上しており、サッカーや野球などのスポーツ撮影でも高いパフォーマンスを発揮します。AIAFが感動的なレベルに達していると感じるユーザーが多く、特に静止画と動画両方で活用できる点が魅力です。
他社のオススメカメラ
もしα7CIIに代わる選択肢を検討するのであれば、他社のミラーレスカメラも選択肢に入れてみましょう。特に以下のカメラは、α7CIIに匹敵する性能を持っています。
- Canon EOS R6:非常に優れたオートフォーカスと高画質が特徴で、特に動画撮影に強いモデルです。AIAFに匹敵する性能を持つ「デュアルピクセルCMOS AF」を搭載しており、動体撮影にも強いです。
- Fujifilm X-T4:クラシックなデザインと高い操作性が魅力で、動画と静止画の両方に対応する性能を持っています。特に色味が美しいと評判で、肌色の再現にも優れています。
- Olympus OM-D E-M1 Mark III:コンパクトで高性能なミラーレスカメラで、特に手ブレ補正機能に強みがあります。動画撮影にも対応しており、長時間の撮影が必要なシーンにも適しています。
まとめ
α7CIIは、肌色の改善やAIAFの精度向上において大きな進化を遂げた優れたカメラです。しかし、バッテリーの持ちや安定性など、改善の余地がある点も存在します。他社のカメラにも魅力的な選択肢があり、用途に合わせて選ぶことが重要です。特に、動体撮影や人物撮影を重視する方にとって、α7CIIは非常に魅力的な選択肢と言えるでしょう。
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