カメラ初心者の方がα77などの一眼レフカメラで連写を行うと、データ保存中の待機時間が長くなることがあります。特に、高画質な画像や連写が多いシーンでは、保存速度の遅延が気になることも。その原因と、連写後のデータ保存がスムーズになるSDカードの選び方について解説します。
1. 連写時のデータ保存の遅延の原因
α77をはじめとする一眼レフカメラでは、高画素数の画像や連写が増えることで、SDカードへの書き込み速度が追いつかなくなり、保存待ちの時間が発生します。特に、安価なSDカードや、書き込み速度が低いカードを使用している場合、この問題が顕著になります。
例えば、最大転送速度が100MB/sのSDカードでは、連写中のデータ保存がスムーズに行われないことがあります。この遅延を解消するためには、より高速なSDカードを使用することが推奨されます。
2. SDカード選びのポイント
データ保存の速度を向上させるためには、カードの書き込み速度と読み取り速度が重要です。カメラの性能に合った高速なSDカードを選ぶことで、連写時の待機時間を短縮できます。特に連写を多用する方は、UHS-II規格やUHS-Iの上級モデルを選ぶと効果的です。
また、カメラが対応している規格に合わせてSDカードを選ぶことも大切です。α77はUHS-I規格に対応していますが、UHS-II規格のカードでも互換性があります。ただし、UHS-IIのカードを使用しても、カメラの最大書き込み速度に合わせた速度でしか動作しないため、必要以上のスペックを選ぶ必要はありません。
3. おすすめのSDカード
連写時に効果的なSDカードとして、以下のモデルが特におすすめです。
- SanDisk Extreme PRO SDXC UHS-I: 高速な書き込み速度を提供し、特に連写性能に優れています。
- Lexar Professional 1000x SDXC UHS-II: UHS-II対応で、高いパフォーマンスを提供。α77でも十分な性能を発揮します。
- Transcend SDXC UHS-I U3: 高コストパフォーマンスを誇り、連写時でもスムーズな書き込みが可能です。
これらのカードは、特に高解像度の画像や連写が多い撮影シーンで優れたパフォーマンスを発揮します。
4. 実際に試した結果とおすすめの使用法
SDカードを選ぶ際には、カメラの仕様や使用シーンを考慮することが重要です。連写が多いシーンや高画素数の画像を多く撮影する場合は、少しでも書き込み速度の速いSDカードを選ぶことで、待機時間を大幅に短縮できます。
また、複数のSDカードを持ち歩いて、使用頻度が高いものや容量を選び分けることもおすすめです。例えば、重要な撮影や連写が多い場面では、書き込み速度重視のカードを使用し、容量重視のカードを予備として使うなどの工夫ができます。
まとめ
α77のような一眼レフカメラで連写時にデータ保存が遅くなる問題は、SDカードの書き込み速度に起因することが多いです。速い書き込み速度を持つSDカードを選ぶことで、データ保存の時間を短縮でき、スムーズな撮影が可能になります。選ぶべきカードは、UHS-I規格の高速モデルが基本となりますが、より高性能なUHS-IIカードを使うことも選択肢となります。最適なSDカードを選んで、撮影をもっと快適に楽しみましょう。
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