Canon Kiss X9iで体育館のバスケ撮影を成功させるための設定とテクニック

デジタル一眼レフ

バスケットボールの試合を体育館で撮影するのは、照明が不十分な場合も多く、特に動きが速いスポーツでは難易度が高いです。特に、Canon Kiss X9iを使い、18-55mmと55-250mmのレンズで撮影する場合、シャープで顔がきれいに映るようにするためには、いくつかの重要な設定があります。この記事では、体育館でのバスケ撮影で顔をきれいに撮影するためのポイントと設定を紹介します。

バスケ撮影における基本的なカメラ設定

体育館のような照明が難しい場所では、カメラの設定を適切に調整することが重要です。まず、シャッタースピード、ISO感度、絞り値(F値)などを適切に設定する必要があります。

  • シャッタースピード: バスケの試合では選手が速く動くため、最低でも1/500秒以上のシャッタースピードを確保したいところです。これにより、動きがブレずにシャープに撮影できます。
  • ISO感度: 体育館内の照明が暗い場合、ISO感度を上げる必要があります。ただし、あまり高すぎるとノイズが目立つので、ISO1600〜3200の範囲で調整するのがベストです。
  • 絞り値(F値): 背景をぼかして選手に焦点を当てるためには、開放絞り(F3.5〜F5.6)を選ぶと良いでしょう。これにより、顔がきれいに浮かび上がり、背景が美しくボケます。

レンズ選びと焦点距離

質問者が使用しているレンズ、18-55mmと55-250mmは、それぞれ異なる焦点距離を持ち、シーンによって使い分けることが重要です。

18-55mmレンズは広角から標準的な焦点距離をカバーするため、コート全体を撮影する際に便利です。選手が近くにいるシーンや、ディフェンスをしている場面を広く捉えたい場合に活用できます。

55-250mmレンズは望遠撮影に特化しており、選手が遠くにいる場合や、特定の選手のアップを撮りたい時に有効です。体育館の2階からの撮影では、このレンズが特に役立ちます。

顔がきれいに写らない場合の原因と対策

ボケて顔がはっきり写らない原因として考えられるのは、フォーカスのミス絞り値が原因です。

カメラのオートフォーカス機能を使う場合、顔認識機能や動体追従AFを有効にすることで、被写体が動いても顔をしっかり捉えられます。また、AFエリアを「センター」に設定し、被写体の顔にピントを合わせることも効果的です。

絞り値が広すぎる(F2.8など)と、ピントが合う範囲が狭くなり、顔がぼけやすくなります。F3.5〜F5.6程度で撮影すると、被写体の顔がしっかりと写りやすくなります。

2階からの撮影のコツ

2階からの撮影では、選手の動きやポジションを把握することが重要です。上から撮影する場合、被写体の動きを追うのが難しいですが、予測を立ててシャッターを切ることが求められます。

さらに、望遠レンズを使って遠くの選手を撮影する際には、手ブレを防ぐために、三脚または一脚を使うことをおすすめします。また、シャッタースピードを速くして手ブレを防ぐことが重要です。

おすすめの設定例

以下に、Canon Kiss X9iで体育館のバスケットボール撮影を行うための設定例を示します。

  • モード: マニュアル(Mモード)
  • シャッタースピード: 1/500秒
  • ISO感度: 1600〜3200
  • 絞り値(F値): F3.5〜F5.6
  • オートフォーカスモード: AIサーボAF(動体追従AF)
  • AFエリア: センターAF

この設定で、体育館内のバスケットボールの試合でも、選手の顔がきれいに写るようになるはずです。

まとめ

体育館でのバスケットボール撮影では、カメラの設定やレンズ選びが重要です。適切なシャッタースピード、ISO感度、絞り値を設定し、オートフォーカス機能を活用することで、顔が鮮明に映る写真を撮影することができます。また、2階からの撮影では、予測を立てて動きを追い、安定した撮影を心がけましょう。

これらのポイントを押さえた撮影を行うことで、体育館でのバスケ撮影でも素晴らしい写真が撮れるようになるでしょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました