モバイルバッテリーや電池に関してよく見かけるリチウムポリマー電池とリチウムイオンポリマー電池。名前が似ているため、違いがよくわからない方も多いでしょう。今回はこの2つの電池の違いについて詳しく解説します。
1. リチウムポリマー電池とは
リチウムポリマー電池(LiPo)は、リチウムイオン電池の一種で、電解質として固体のポリマーを使用しています。このポリマーによって、電池は柔軟で薄型にすることができます。主に携帯機器やドローンなど、コンパクトなデバイスに使用されることが多いです。
2. リチウムイオンポリマー電池とは
リチウムイオンポリマー電池(Li-ion Polymers)は、リチウムイオン電池の一形態で、電解質にポリマーを使用したものです。リチウムポリマー電池との違いは、電解質がゲル状のものから固体へと変化している点です。このため、より安全で高いエネルギー密度を持つことができます。
3. リチウムポリマーとリチウムイオンポリマーの違い
リチウムポリマーとリチウムイオンポリマーの違いは、主に電解質にあります。リチウムポリマー電池は固体のポリマーを使用するのに対し、リチウムイオンポリマー電池はリチウムイオンを利用する点で技術的に異なります。しかし、両者とも同じリチウムイオンを基盤としており、形状や密度、寿命において差異が生じます。
4. モバイルバッテリーで使われる電池の種類
モバイルバッテリーでは、主にリチウムポリマー電池またはリチウムイオンポリマー電池が使用されます。どちらの電池も高いエネルギー密度を持っており、コンパクトで長時間使用できるため、スマートフォンやタブレットのバッテリーにも適しています。
5. まとめ
リチウムポリマー電池とリチウムイオンポリマー電池は、基本的に同じリチウムイオン技術に基づいていますが、電解質の違いにより構造や性能に違いが生じます。どちらも携帯機器やモバイルバッテリーに適した電池技術であり、用途に応じて選択することができます。
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