3Dプリントの際、所持しているプリンターのサイズを超えるデータを印刷しようとした場合、STLデータを分割して保存する方法が必要になります。本記事では、STLデータを半分に切り分けて印刷するための方法を解説します。
STLデータを分割保存する理由
3Dプリンターの作業領域に合わせて大きなデータを分割することで、サイズオーバーを解消し、印刷可能にすることができます。特に、オフラインで購入したデータや大きなオブジェクトの場合、データを分割しないと印刷ができません。
STLデータを分割するための準備
まず、STLデータを分割するためのソフトウェアが必要です。代表的なものとして、以下のソフトウェアがあります。
- **Meshmixer**:直感的に使いやすい、無料で使える分割ソフト。
- **Blender**:より高度な機能が必要な場合に適した無料ソフト。
- **Tinkercad**:簡単にオンラインで使える3Dモデリングツール。
これらのソフトをインストールまたはオンラインで使用することで、STLデータを簡単に分割できます。
Meshmixerを使ったSTLデータの分割方法
1. **Meshmixerを開き、STLファイルを読み込む**:Meshmixerを起動し、「Import」から分割したいSTLファイルを選択します。
2. **切りたい部分を選択**:Meshmixerのツールバーから「Select」ツールを選び、分割したい部分を選択します。
3. **分割操作を実行**:選択した部分を切り取り、必要なサイズに分割します。分割後、「Export」をクリックして新しいSTLファイルとして保存します。
分割後のデータを再結合する方法
分割したSTLデータを再度1つのモデルとして印刷したい場合、分割したパーツを3Dプリンターに合わせて組み合わせて印刷します。これを行うために、再度Meshmixerなどでパーツを調整し、複数のパーツを組み合わせて1つのSTLファイルにすることができます。
Tinkercadを使った簡単な分割方法
1. **TinkercadにSTLファイルをインポート**:Tinkercadを開き、「Import」をクリックしてSTLファイルをアップロードします。
2. **カットツールを使用**:Tinkercadの「Shape」ツールを使って、オブジェクトをカットします。カットしたい部分にシェイプを配置して切り分けます。
3. **保存**:分割後、個別にパーツをエクスポートして保存します。
まとめ
STLデータを分割することで、3Dプリンターのサイズ制限を回避できます。MeshmixerやTinkercadを使えば、簡単にデータを分割・保存することが可能です。分割後、印刷できるサイズに調整したパーツを組み合わせて印刷することができますので、自分のプリンターでの印刷を楽しんでください。
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