AndroidでGoogle Files(Files by Google)を使用していると、SDカードに保存しているはずなのに本体のストレージが増えてしまうことがあります。特に画像や動画など大容量ファイルの管理をしていると、「なぜ容量が減らないのか」と疑問に思うユーザーも多いです。この記事では、その原因と対処法についてわかりやすく解説します。
SDカードに保存しているのに本体ストレージが増える理由
一見SDカードにデータを保存しているように見えても、実際には本体ストレージを使用している場合があります。主な原因として以下が考えられます。
- 一時キャッシュやサムネイル画像の蓄積:Google Filesはファイルプレビューのためにキャッシュやサムネイルを保存しており、これが本体に保存されます。
- 移動ではなくコピー:ファイルをSDカードに”コピー”しただけでは、元のデータが本体に残ったままになります。
- アプリ本体の容量増加:Google Filesの利用に伴い、アプリそのもののデータ(設定や操作履歴)が肥大化することもあります。
Google Filesのキャッシュの確認と削除方法
Google Filesアプリのキャッシュは以下の手順で削除できます。
- 設定アプリを開く
- 「アプリと通知」 →「Files by Google」→「ストレージとキャッシュ」へ進む
- 「キャッシュを削除」をタップ
この操作でキャッシュの蓄積によるストレージ使用量を減らせますが、アプリが再び使用されると再生成されるため、定期的なメンテナンスが必要です。
SDカードへ正しくファイルを移動する方法
「保存先がSDカード」になっているとしても、過去に撮影した写真や動画は本体に残っている可能性があります。次の手順で手動で移動しましょう。
- Google Filesアプリを開く
- 移動したいファイルを選択
- 「移動」ボタンを押して「SDカード」を選択
注意点として、「コピー」ではなく「移動」を選択することが重要です。コピーだと本体に元データが残り、ストレージが解放されません。
その他の対処法:不要ファイルや重複の整理
Google Filesには不要ファイルや重複ファイルの削除機能があります。
アプリを開いたら「クリーン」タブを選び、不要ファイル・スクリーンショット・重複ファイルの候補を確認して削除しましょう。
また、WhatsAppやLINEのメディアファイルも本体に溜まりがちなので、定期的にGoogle Filesでチェックすることが推奨されます。
Google Filesのアプリ容量の増加にも注意
Google Filesのアプリ自体が大きくなっている場合、アプリのデータを削除(キャッシュではなく「ストレージを消去」)する方法もあります。ただしこの場合、設定や履歴がリセットされる点に注意してください。
手順は以下の通りです。
- 「設定」→「アプリ」→「Files by Google」→「ストレージとキャッシュ」
- 「ストレージを消去」をタップ
まとめ
Google Filesを使っていて本体ストレージが圧迫される原因は、一時キャッシュ、ファイルのコピーによる二重保存、アプリ本体のデータ蓄積などが挙げられます。SDカードを正しく活用し、キャッシュや不要ファイルを定期的に削除することで、ストレージ問題を解決できます。
スマホの動作が重くなったり容量不足に悩まされる前に、Google Filesで定期的なメンテナンスを習慣づけておくのがおすすめです。
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