Nikon Z50Ⅱを使うにあたり、レンズ選びは重要なポイントです。特に、24mmと26mmの焦点距離の選択で悩む方も多いでしょう。今回は、NIKKOR Z DX 24mm F1.4とNIKKOR Z 26mm F2.8の2つのレンズを比較し、それぞれの特徴と選ぶ際のポイントを解説します。
焦点距離と被写界深度
24mmと26mmの焦点距離は、どちらも35mm換算で約36〜39mm程度となり、画角はほぼ同じです。被写界深度を考えると、24mm F1.4の方が浅いボケを得やすく、背景をぼかすことで被写体を強調することができます。一方で、26mm F2.8はF2.8でも比較的シャープな描写が得られるため、解像度重視の撮影には向いています。
両方のレンズとも、日常的なスナップからポートレート、風景撮影まで幅広く対応できますが、ボケ感やシャープネスの好みによって選択肢が変わります。
NIKKOR Z DX 24mm F1.4のメリットとデメリット
24mm F1.4は、開放F値が低いため、暗い場所でも明るく撮影ができます。特に、夜景や室内撮影に強いレンズで、ボケ味が美しく、ポートレート撮影にも向いています。
デメリットとしては、F1.4の開放で撮影すると若干甘い部分がある点です。しかし、F2.8程度に絞るとシャープな描写が得られるため、絞りを調整しながら使うことで問題ありません。
NIKKOR Z 26mm F2.8のメリットとデメリット
26mm F2.8は、サイズがコンパクトで軽量なため、持ち運びに非常に便利です。解像感が高く、開放でもシャープな描写を得られ、特に解像度が重要な風景撮影や街撮りに最適です。
デメリットとしては、ボケ感がやや控えめで、背景のぼかしを強調したい場合には24mm F1.4の方が有利です。
24mmを絞って使う場合の注意点
24mm F1.4をF2.8程度に絞って使う場合、シャープな描写が得られますが、開放のF1.4と比べてボケ感が少し控えめになるため、背景のぼかしを重視する場合には絞り値を調整しながら使うことが重要です。
また、絞ることでピント面が広がり、被写界深度が深くなるため、被写体が背景から浮き上がる効果が少なくなりますが、その分シャープさが増します。
まとめ
NIKKOR Z DX 24mm F1.4とNIKKOR Z 26mm F2.8は、どちらもNikon Z50Ⅱに最適なレンズですが、撮影の目的や好みによって選択肢が変わります。24mm F1.4は、より浅いボケ感や暗所での強さを求める方に向いており、26mm F2.8は、軽量でコンパクトながらシャープな解像度を重視する方に向いています。
どちらのレンズも優れた性能を発揮しますが、ボケ感やシャープさのバランスをどう取りたいかで選ぶと良いでしょう。
コメント