花火の撮影を計画しているCanonユーザーの方々にとって、どの広角レンズを選ぶかは重要なポイントです。広角レンズは花火の広がりを捉えるために不可欠ですが、APS-C機とフルサイズ機では選ぶレンズも変わってきます。今回は、いくつかのレンズの選択肢を比較し、それぞれの特徴を解説します。
レンズ選びのポイント
花火撮影に適したレンズを選ぶ際に考慮すべき要素は、画角の広さ、F値、手ブレ補正機能、さらにはレンズの重さや持ち運びやすさです。花火を撮影する場合、広角で十分な光を取り込むため、明るいレンズ(低F値)が理想的です。また、花火の動きが速いため、手ブレ補正機能があると便利です。
EF16-35mm F4L IS USM(中古)
このレンズは、広角ズームとして非常に人気があります。F4という比較的明るい絞り値を持ちながら、手ブレ補正(IS)機能がついており、手持ち撮影でも安定した結果が得られます。中古市場でも比較的新しいモデルが多く、手頃な価格で入手できるのが魅力です。
このレンズは、風景や花火の撮影においても高い描写力を誇ります。ただし、F4の絞り値は、暗いシーンでは少し不足する場合もあるため、できるだけISO感度を上げる必要があります。
RF16mm F2.8 STM(新品)
RF16mm F2.8 STMは、非常に軽量でコンパクトなレンズです。F2.8の開放F値を持っているため、暗い場所での花火撮影にも強いです。また、画角が広すぎる場合にはトリミングで調整することができるため、画角が広すぎると感じる場合でも柔軟に対応できます。
新品で購入可能なため、品質が新しく、長期的に使える保証もあります。しかし、ズームレンズではなく単焦点レンズであるため、構図を変更するには位置を動かさなければならない点に注意が必要です。
EF16-35mm F2.8L USM(中古)
EF16-35mm F2.8L USMは、F2.8という明るい絞りを持ち、花火の撮影時に重要な性能を提供します。ズームレンズでありながら、開放F値が大きいため、暗い環境でも十分に光を取り込むことができ、花火の細かなディテールまでしっかりと捉えることができます。
中古市場でも価格が手ごろになっているため、コストパフォーマンスが非常に高いレンズです。ただし、購入する際はレンズの状態をよく確認しましょう。
RF15-30mm F4.5-6.3 IS STM(中古)
RF15-30mm F4.5-6.3 IS STMは、RFマウントの広角ズームレンズで、手ブレ補正機能が搭載されています。少し予算をオーバーしますが、RFマウント対応のカメラ(EOS R6など)で使用する場合に最適な選択肢です。
このレンズは、RFマウントの利点を活かし、全体的にシャープな描写が特徴です。しかし、F値が高めであるため、低照度の環境ではやや厳しい場面もあります。フルサイズ対応で、広角撮影において優れた性能を発揮します。
まとめ
花火撮影に最適なレンズを選ぶ際には、F値や手ブレ補正機能、価格などを総合的に考慮することが大切です。もし手ブレ補正が欲しいのであれば、EF16-35mm F4L IS USMがオススメです。明るいF2.8の開放F値が欲しいのであれば、EF16-35mm F2.8L USMやRF16mm F2.8 STMが優れた選択肢となります。また、RFマウント対応の機材を使用している場合、RF15-30mm F4.5-6.3 IS STMも考慮に入れてみましょう。
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