カメラ初心者の方でも、ストロボを使った撮影で効果的に写真を撮りたいという気持ちはよく分かります。特に「トレイルミニー」と言われる撮影方法は、撮影時の光の当たり方を工夫することで、より良い写真が撮れる技術の一つです。今回は、LUMIX DC-G100DKやCanon EOS R50などでストロボデビューを果たすための基本的なコツと設定について解説します。
トレイルミニーとは?
「トレイルミニー」とは、屋外などの暗い環境でストロボを使って被写体に自然なライティングを施す撮影技法です。特に、夜景や暗い環境での人物撮影に有効で、ストロボを使って自然な明るさと陰影を作り出すことができます。斜め後ろバウンスは、その光を壁や天井に反射させることで、柔らかい光を被写体に当てるために使われます。
ストロボの設定とカメラ設定のポイント
まず、ストロボの光を反射させるために「バウンス」機能を活用することが重要です。ストロボの角度を斜め後ろに設定することで、光が部屋の壁や天井に反射し、柔らかい光になります。光の強さを調整するためには、ストロボの出力設定やISO感度を変更します。光が強すぎて不自然な写真にならないように、適切な出力レベルを選びましょう。
カメラ側の設定としては、絞りやシャッタースピード、ISO感度を適切に設定することが必要です。例えば、低いISO(例えば800)に設定し、シャッタースピードを1/60秒に設定することで、バウンス光を上手に活用できる場合があります。
ディフューザーとワイドパネルの使い分け
ストロボを使う際、ディフューザー(SBAE2)やワイドパネルを使うかどうかも重要です。ディフューザーを使うと、光が広がって柔らかくなるため、直射光を避けて自然な仕上がりになります。特に顔や人物の撮影では、光を均一に当てるためにディフューザーを使うことをおすすめします。
一方、内蔵のワイドパネルを使用する場合、広い範囲にストロボの光を照射できるため、広いシーンや背景まで照らしたいときに有効です。ただし、場合によっては、光が強すぎて不自然になることもあるので、そのバランスを見ながら使用しましょう。
撮影後の確認と調整
ストロボを使って撮影後、写真の仕上がりを確認し、必要に応じて設定を調整することが重要です。もし光が強すぎると感じた場合、ISO感度を下げたり、ストロボの出力を調整したりすることで、より自然な写真が撮れるようになります。また、バウンス撮影では、光がどの方向に反射しているかを意識して撮影することが大切です。
まとめ
ストロボ撮影において、バウンス撮影は非常に有効な技法であり、適切な設定を行うことで、より自然で美しい写真を撮ることができます。特に斜め後ろバウンスを活用することで、柔らかい光を作り出すことができます。ディフューザーやワイドパネルの使い分けを試しながら、自分の撮影スタイルに合った方法を見つけましょう。
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