鉄道撮影において、カメラの選択は非常に重要です。特に高速で通過する列車を捉えるためには、高感度性能(ISO耐性)や連写性能が重要な要素となります。今回は、予算6万円以内で購入できる「Canon EOS 7D Mark II」と「Canon EOS R100」の2つのカメラについて、鉄道撮影における特性を比較してみましょう。
1. Canon EOS 7D Mark IIの特徴
EOS 7D Mark IIは、特に連写性能に優れたカメラで、最大10コマ/秒での連写が可能です。この性能は、動きのある被写体をしっかり捉えるために非常に有利です。さらに、オートフォーカス性能も非常に高く、動きの激しい鉄道撮影に最適です。
ただし、少し古いモデルであるため、高感度性能(ISO耐性)は最新のモデルに比べると劣る点があり、暗所での撮影には注意が必要です。また、ボディが頑丈であるため、重さもややありますが、鉄道撮影には安定感を提供してくれます。
2. Canon EOS R100の特徴
EOS R100は、最近発売されたミラーレスカメラで、コンパクトで軽量なボディが特徴です。高感度性能に関しては、最新の技術を採用しており、暗所での撮影にも強いです。また、画質は非常に良好で、鉄道撮影でも美しい画像を得ることができます。
一方で、連写性能に関しては、EOS 7D Mark IIに比べて劣り、最大4コマ/秒程度の連写速度となっています。動きの速い列車を捉えるにはやや物足りないと感じるかもしれませんが、日常的な撮影には十分な性能を持っています。
3. 鉄道撮影におけるカメラ選び
鉄道撮影では、列車の通過速度が速いため、連写性能とオートフォーカスの精度が非常に重要です。EOS 7D Mark IIは、その連写性能と高精度なAFシステムで、動きのある被写体を確実に捉えることができます。特に高速で通過する列車を撮影する際には、このカメラが優れた選択肢となります。
一方、EOS R100は、暗所での撮影や画質の面では優れていますが、連写性能は鉄道撮影にはやや不十分かもしれません。もし、連写速度を重視する場合は、EOS 7D Mark IIの方がより適していると言えるでしょう。
4. まとめ:鉄道撮影にはどちらが適しているか
もし、鉄道撮影において「連写性能」と「オートフォーカス」の精度を最も重視するのであれば、EOS 7D Mark IIが最適な選択です。高感度性能は少し劣りますが、動きの速い被写体を捉える能力では圧倒的に優れています。
一方で、低価格でコンパクトなミラーレスカメラを探している場合、EOS R100も十分な性能を持っています。特に暗所での撮影に強いので、夜間や薄暗い場所での鉄道撮影には良い選択肢となりますが、連写性能を重視するならば、EOS 7D Mark IIをおすすめします。
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