NASのミラーリング時、USB接続とネットワーク接続のデータ転送速度比較

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NAS(Network Attached Storage)を使用していると、データのミラーリングやバックアップ時に、USB接続とネットワーク接続のどちらが高速か疑問に思うことがあります。特に、安価なNASではUSBポートがマイクロUSBであることが多く、転送速度に不安を感じる方も多いでしょう。この記事では、NASのミラーリング時におけるUSB接続とネットワーク接続のデータ転送速度の違いについて、実際の事例を交えて解説します。

USB接続の転送速度

一般的なUSB 3.0接続の外付けハードドライブでは、理論上最大5Gbps(約625MB/s)の転送速度が可能です。しかし、実際の転送速度はドライブの性能や接続環境によって異なります。例えば、あるユーザーは18TBのデスクトップ外付けハードドライブをNASのUSB 3.0ポートに接続し、約190MB/sの転送速度を確認しています。

ただし、NASのUSBポート自体の性能や、使用するケーブルの品質、接続するドライブの仕様によって、転送速度は変動する可能性があります。特にマイクロUSBポートを使用している場合、転送速度が制限されることがあります。

ネットワーク接続の転送速度

NASとPCを有線LANで接続する場合、一般的なギガビットイーサネット(1GbE)では、理論上最大1Gbps(約125MB/s)の転送速度が可能です。しかし、実際の転送速度はネットワーク機器の性能やケーブルの品質、使用するプロトコルによって異なります。

例えば、あるユーザーは1GbE環境でNASからのデータ転送速度が約110MB/sであると報告しています。これは、ネットワーク機器や設定によっては、USB接続と同等かそれ以上の速度が期待できることを示しています。

USB接続とネットワーク接続の比較

接続方法 理論上の最大転送速度 実際の転送速度 利点 注意点
USB 3.0 最大5Gbps(625MB/s) 約100~200MB/s 簡単な接続、ポータブル ケーブルやポートの品質に依存
ギガビットイーサネット 最大1Gbps(125MB/s) 約110MB/s 安定した接続、複数台同時アクセス可能 ネットワーク機器の性能に依存

まとめ

NASのミラーリング時において、USB接続とネットワーク接続のどちらが高速かは、使用する機器や環境によって異なります。一般的には、USB 3.0接続の方が高速な転送が期待できますが、NASのUSBポートがマイクロUSBの場合、転送速度が制限される可能性があります。一方、ネットワーク接続は安定した転送が可能であり、特に複数台のデバイスから同時にアクセスする場合に有利です。

最適な転送方法は、使用する機器の性能や接続環境に応じて選択することが重要です。自身の環境に最適な方法を選び、効率的なデータ転送を実現しましょう。

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