羽田空港での夜間飛行機撮影において、特定の機体にピントが合わない問題に悩んでいる方へ。この記事では、Nikon Z50iiとZ70-180mm f/2.8の組み合わせを使って飛行機の流し撮りをする際の設定やテクニック、ピントが合わない原因とその対策について解説します。
1. ピントが合わない原因は?
飛行機の撮影でピントが合わない原因は、いくつか考えられます。まず、設定が合っていない可能性があります。特に「AF-C」や「飛行機モード」を使用している場合でも、速い動きや被写体の距離によってピントが外れることがあります。さらに、夜間撮影では光の条件も影響するため、ピント合わせが難しくなることもあります。
機体が速すぎてカメラのオートフォーカスが追従できない場合や、被写体が遠くなったり近くなったりすることで、フォーカスが合わないこともあります。
2. 適切な設定と技術でピントを合わせる方法
ピントが合わない場合の最も効果的な対策は、カメラの設定を調整することです。まず、シャッタースピードを適切に設定することが大切です。1/13秒のような遅いシャッター速度では、動きが激しい被写体に対してピントを合わせるのが難しくなります。シャッター速度を速くし、ISO感度を調整することで、ピントの合いやすさを改善できます。
また、AF-C(連続オートフォーカス)の設定を維持しつつ、フォーカスエリアを「広域」に設定しておくと、飛行機の動きについていきやすくなります。さらに、三脚を使うことで手ブレを防ぎ、安定した撮影ができます。
3. 流し撮りでのテクニックと設定
流し撮りでは、被写体の動きに合わせてカメラを動かすことがポイントです。三脚を使っても、カメラを水平に保ちながら被写体の動きに合わせて横に振る必要があります。これにより、機体のメイン部分(エンジンやメインギア)にピントを合わせやすくなります。
また、タキシング中の飛行機を撮影する場合、スピードが遅いためピントが合いやすいですが、特に速い飛行機や長い機体(例えば787-10など)は動きが速く、追従が難しくなることがあります。この場合、シャッタースピードをさらに速くして、ISO感度を上げることを検討してください。
4. さらなるアドバイスと機材の選び方
もしもより高い精度で撮影をしたい場合、ピント合わせが早いカメラやレンズに変更するのも一つの方法です。Nikon Zシリーズは優れたオートフォーカス機能を持っており、特にZ50iiは非常にコンパクトで優れた性能を持っていますが、より高速なフォーカスが必要な場合は、さらに上位のカメラ(例えばZ6シリーズなど)を検討するのも良いでしょう。
また、レンズ選びも重要です。Z70-180mm f/2.8は良いレンズですが、動きが激しい被写体に対応するためには、より高性能なレンズを使うことも視野に入れてみてください。
5. まとめ: 流し撮りでのピント合わせのコツ
夜間飛行機撮影におけるピント合わせは、シャッタースピードやフォーカス設定、撮影テクニックによって大きく改善できます。AF-Cモードや広域フォーカスエリアを使い、シャッタースピードを速く保ち、ISO感度を調整しましょう。さらに、カメラとレンズの組み合わせも撮影結果に大きな影響を与えます。
撮影時は三脚を使用して手ブレを防ぎ、流し撮りをする際には被写体の動きに合わせてカメラを動かすことが重要です。これらのテクニックを駆使することで、より精度の高い写真を撮影できるでしょう。
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