写真撮影において、望遠ズームレンズは非常に便利です。特に動物園や風景撮影、車の撮影など、さまざまなシチュエーションで活躍します。今回は、α7ⅲを使用している方が選ぶべきタムロンの望遠ズームレンズを3種類比較し、それぞれの特徴を掘り下げていきます。予算内で最高のレンズを見つける手助けとなるでしょう。
1. 70-180mm F/2.8 Di III VC VXD G2の特徴
このレンズは、f2.8通しの明るさを誇り、特に低光量の環境でも優れたパフォーマンスを発揮します。動物園での撮影時においても、手ブレを抑えるVC(Vibration Compensation)機能が搭載されており、安定した撮影が可能です。焦点距離が180mmと、動物の撮影には少し物足りないかもしれませんが、風景や車の撮影においては非常に役立つ範囲です。
このレンズは、α7ⅲと組み合わせることで、ポートレートから風景、動物撮影まで多用途に使用できる非常にバランスの取れた選択肢と言えるでしょう。
2. 28-200mm F/2.8-5.6 Di III RXDの特徴
このレンズは、28mmの広角から200mmの望遠までカバーできるため、車の撮影や風景の撮影にも十分対応可能です。f2.8からf5.6に変化するズーム範囲ではありますが、広角側でのf2.8は非常に魅力的です。このレンズは焦点距離が広角にも対応しているため、屋外での撮影や広範囲にわたる撮影に適しています。
車や風景を撮影する際の使用感は非常に良く、手軽さと使い勝手を重視する方には最適な選択肢となります。動物園での使用にも向いていますが、f5.6に変わることを考慮すると暗所でのパフォーマンスには注意が必要です。
3. 28-300mm F/4-7.1 Di III VC VXDの特徴
このレンズは、広角から超望遠300mmまでカバーできる非常に便利なレンズです。特に動物園での撮影にはピッタリで、距離を取って動物を撮影したい場合に重宝します。しかし、最大の弱点はf値が高く、特にf7.1まで絞られるため、暗所やシャッタースピードを速くする必要がある場合には不利な点があります。
それでも300mmの焦点距離は非常に魅力的で、動物撮影をメインに考えている方には良い選択肢となります。タムロンのVC機能(手ブレ補正)も有効で、安定した撮影が可能です。
4. 他のおすすめレンズ
上記の3本以外にも、SONYの純正レンズやシグマのレンズも選択肢として検討する価値があります。特に、SONYのFE 70-200mm F2.8 GM OSSは高性能で、α7ⅲとの相性も良く、動物撮影やスポーツ撮影において優れたパフォーマンスを発揮します。ただし、予算オーバーになる可能性が高いため、予算内で最適なタムロンレンズを選ぶことをおすすめします。
5. まとめ
望遠ズームレンズを選ぶ際は、撮影するシチュエーションを考慮することが重要です。車や風景撮影には、f2.8通しの明るさを持つ70-180mm F/2.8 Di III VC VXD G2が優れた選択肢です。一方、動物園での撮影や遠距離からの撮影には、28-300mm F/4-7.1 Di III VC VXDが非常に便利ですが、暗所撮影には注意が必要です。
予算や撮影スタイルに合わせて最適なレンズを選ぶことが、素晴らしい写真を撮影するための第一歩です。
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