最近、「NTTドコモ」と名乗る電話がかかってきて、機械音で「重大なお知らせがあります」といった内容が流れ、最後には「10番を押してください」と言われたというケースがあります。このような電話は詐欺の可能性が高いので、注意が必要です。この記事では、こうした詐欺の電話を見分ける方法や、対策について解説します。
NTTドコモ名義の詐欺電話とは?
NTTドコモ名義でかかってくる電話は、実際にはドコモからではなく、詐欺グループが自社の電話番号を偽装してかけてくることがほとんどです。この場合、電話がかかってきても、決して指示された番号を押さないようにしましょう。
特に、「重大なお知らせがある」「電話を転送するために10番を押してください」などと言われた場合、その内容が本物である可能性は低いです。ドコモがそのような手続きを行うことは基本的にないため、詐欺である可能性が高いです。
なぜ「10番を押してください」と言われるのか?
詐欺電話でよく使われる手口の一つに、電話を転送させることで、相手に金銭を要求するというものがあります。指定された番号を押すと、転送される先で高額な料金が発生するサービスに繋がってしまうことがあります。
そのため、番号を押さずに電話を切ることが一番の対策です。相手に応じてしまうと、不正な料金を請求される可能性があるので、注意が必要です。
もし詐欺の電話にかかってしまったら?
万が一、詐欺の電話にかかってしまった場合は、速やかに電話を切り、以下の対応をしましょう。
- 電話番号を控える:電話がかかってきた番号を記録し、警察や消費者センターに報告します。
- 個人情報の提供をしない:絶対にクレジットカード情報や個人情報を提供しないようにします。
- 不審な請求があった場合:詐欺である可能性があるので、すぐに消費者センターや警察に相談してください。
詐欺電話に対する予防策
詐欺電話を防ぐための予防策として、以下の方法を実践することが重要です。
- 迷惑電話のブロック:携帯電話や固定電話には、迷惑電話をブロックする機能がある場合があります。この機能を利用して、不審な番号をブロックしましょう。
- 着信履歴を確認:知らない番号からの着信があった場合は、着信履歴を確認し、不審な番号であればすぐに無視しましょう。
- 電話に出る前に注意:突然かかってきた電話に出る前に、番号を確認し、信頼できる相手かどうかを見極めましょう。
まとめ
「NTTドコモ」名義の詐欺電話に騙されないためには、電話内容をよく確認し、不審な指示に従わないことが大切です。特に、「10番を押してください」などの指示があった場合は、そのまま電話を切ることが最善の対応です。詐欺の電話を受けた場合は、警察や消費者センターに相談し、適切な対応を取りましょう。
コメント