自作PCやアップグレードを行う際に重要なポイントの一つが、電源ユニット(PSU)の選定です。特にグラフィックカードの性能が向上する場合、必要となる電力も増加します。この記事では、GTX1060 3GBへのアップグレードに必要な電源容量や選び方について詳しく解説します。
1. GTX1060 3GBの消費電力
GTX1060 3GBはミドルレンジのグラフィックカードであり、動作時の消費電力はおおよそ120W程度です。これに加えて、CPUや他のコンポーネント(メモリ、ストレージなど)の消費電力も考慮する必要があります。
例えば、一般的なCPUと周辺機器を考慮した場合、合計で200W~300W程度の電力が必要となることがあります。そのため、GTX1060を動作させるためには、十分な電力を供給できる電源ユニットが必要です。
2. 必要な電源容量とは?
現在お使いのPCには180Wの電源ユニットが搭載されていますが、GTX1060 3GBにアップグレードする場合、この容量では不足する可能性があります。特に補助電源を必要とするため、電源容量の増加が不可欠です。
一般的には、GTX1060 3GBを搭載する場合、500W程度の電源ユニットを選ぶのがベストです。これにより、安定した電力供給が可能になり、長時間の使用や高負荷時にも安心です。
3. どの電源ユニットを選ぶべきか
電源ユニットを選ぶ際には、以下の点を考慮しましょう。
- 出力容量: 500W程度の電源ユニットが推奨されます。これにより、GTX1060と他のコンポーネントが安定して動作します。
- 80 PLUS認証: 電源の効率を示す指標で、80 PLUS認証を受けている電源ユニットは効率的であり、電力の無駄を減らします。
- ブランドと品質: 高品質で信頼できるブランドを選ぶことが重要です。Cooler Master、Corsair、Seasonicなどのブランドは定評があります。
4. おすすめの電源ユニット
以下は、GTX1060 3GBを搭載するためにおすすめの電源ユニットです。
- Corsair CV550(550W): 80 PLUS Bronze認証を取得しており、信頼性が高く、コストパフォーマンスにも優れたモデルです。
- Cooler Master MWE Bronze 550W: 80 PLUS Bronze認証を持ち、静音性と安定性を兼ね備えたコストパフォーマンスが高い製品です。
- Seasonic S12III 550W: 高い安定性と効率を誇るSeasonicの信頼性の高いモデルで、長期的に使用するにも適しています。
5. まとめ
GTX1060 3GBを搭載するためには、500W程度の電源ユニットが最適です。容量を選ぶ際は、他のコンポーネントの消費電力を考慮し、80 PLUS認証を受けた高品質な製品を選ぶことが大切です。信頼できるブランドの製品を選ぶことで、安定した動作と長寿命を確保できます。
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