Canon EOS R6 Mark IIを使用して、EF-S 10-18mm F4.5-5.6 IS STMなどのAPSCレンズを使っている場合、動画撮影時にクロップが発生するかどうかについて気になる方が多いです。特に、4K動画撮影時に画素数がどう扱われるかについて、今回はその実際のところを詳しく解説します。
1. EOS R6 Mark IIとAPSCレンズの組み合わせ
EOS R6 Mark IIはフルサイズセンサーを搭載しており、APSCレンズを使用した場合、カメラは自動的にクロップして、画角をAPSC用に調整します。このため、静止画では画素数が減少し、クロップされることを理解している方も多いでしょう。ですが、動画撮影ではどうなのでしょうか?
2. 4K動画撮影時のクロップと画素数
EOS R6 Mark IIで4K動画を撮影する際には、センサーからのフル解像度データを使用します。しかし、4K動画モードでは、センサー全体をフルに使用するのではなく、6Kオーバーサンプリングを行うことで高画質な4Kを提供します。これにより、実際に使用される画素数は、静止画のように大きく減少することはありません。
具体的には、6Kオーバーサンプリングを利用することで、約1800万画素のデータが4K動画に変換されます。つまり、動画撮影時にクロップされるわけではなく、むしろ高画質な映像が得られる仕組みです。
3. クロップの有無について
4K動画撮影時に使用される画素数は、センサーの中心部分(1800万画素相当)を使用するため、クロップが発生することはありません。つまり、APSCレンズを使用しても、動画撮影時には画角が狭くなることなく、元のフルサイズセンサーの性能を活かして撮影が行えます。
4. 結論:APSCレンズ使用時の動画撮影
EOS R6 Mark IIでAPSCレンズを使用した場合でも、4K動画撮影時にはクロップが発生することはなく、6Kオーバーサンプリングにより、高画質な動画が撮影できます。従って、APSCレンズを使用しても動画撮影時に画質が落ちる心配はありません。
このように、APSCレンズを使って動画を撮影する際には、特に画質やクロップについて心配することなく、フルサイズセンサーの性能を活かした映像が楽しめます。
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