フルサイズカメラに対する憧れはあるものの、サイズや重さが気になる方も多いです。特に、マイクロフォーサーズのような軽量・コンパクトなシステムと比較して、フルサイズのカメラシステムのサイズや重さがどの程度か、また画質を意識したシステムでの価格がどれくらいになるのかを解説します。
1. フルサイズカメラシステムのサイズと重量
フルサイズのカメラシステムを組む場合、以下のレンズを基準に考えてみましょう。
- f2.8の標準ズーム:これには、例えばCanonの24-70mm f2.8Lや、Nikonの24-70mm f2.8Eなどが該当します。これらのレンズは、重量が約800g〜1kg程度あります。
- 16mm始まりの超広角ズーム:例えば、Canonの16-35mm f2.8Lや、Nikonの14-24mm f2.8などが人気です。これらのレンズは、重量が約500g〜800g程度です。
- 200mm程度の望遠レンズ:例えば、Canonの70-200mm f2.8Lや、Nikonの70-200mm f2.8Eなど。重量は約1.5kg程度となります。
- 明るい標準域の単焦点レンズ:Canonの50mm f1.2Lや、Nikonの50mm f1.4などが該当します。これらは比較的軽量で、300g〜700g程度の重さです。
フルサイズのカメラ本体(例えばCanon EOS 5D Mark IV)自体の重量は約800g程度です。すべてを揃えた場合、システム全体の重量は3kg〜4kg程度になります。
2. 価格について
フルサイズカメラの価格帯は、ボディだけで約15万円〜30万円、レンズはそれぞれ約10万円〜30万円程度となり、フルセットを揃えると、予算は10万円〜30万円以上になることが一般的です。
一方で、マイクロフォーサーズシステムでは、ボディとレンズを合わせても10万円程度で揃えることができ、コストパフォーマンスが高いと言えます。例えば、PanasonicのGH5やOlympusのOM-D E-M1 Mark IIIは、10万円台で購入できます。
3. マイクロフォーサーズとの比較
マイクロフォーサーズのシステムは、フルサイズと比べて非常にコンパクトで軽量です。画質面でも、レンズが選べる範囲が広く、高性能なものが多いです。しかし、フルサイズに比べると、ボケの表現や画質のディテールでは多少劣る場合があります。
例えば、フルサイズの70-200mm f2.8Lレンズは非常に大きく、重いですが、マイクロフォーサーズ用の70-200mmレンズはその半分程度のサイズで済むことがあります。これにより、携帯性を重視する場合、マイクロフォーサーズは非常に有利です。
4. まとめ
フルサイズカメラシステムは、サイズと重量が大きいことが特徴ですが、その分、高画質な撮影が可能です。一方で、マイクロフォーサーズシステムは、サイズが小さく、軽量であり、価格的にもコスパが良いです。どちらを選ぶかは、使用目的や携帯性、予算に応じて決めることが重要です。
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