iPhoneのFace IDが突然使えなくなり、設定画面で「盗難デバイスの保護」がオンになっていると、Face IDのリセットや設定変更ができなくなることがあります。この記事では、この問題の原因と解決方法について詳しく解説します。
「盗難デバイスの保護」とは?
「盗難デバイスの保護」は、iOS 17.3以降で導入されたセキュリティ機能で、iPhoneが盗難に遭った場合でも、窃盗犯に致命的な操作を実行されないようにするためのものです。この機能がオンになっていると、特定のセキュリティ設定を変更する際に、Face IDやパスコードによる認証が必要になります。
Face IDが使えない原因と対処法
Face IDが使えなくなる主な原因は以下の通りです。
- カメラの汚れや障害物:TrueDepthカメラが汚れていたり、保護フィルムやケースがカメラを覆っていたりすると、Face IDが正常に機能しません。カメラを清掃し、障害物がないか確認してください。
- 顔の変化:顔に大きな変化(例:髪型、メガネの着用、傷など)があると、Face IDが認識しにくくなります。新しい顔の状態で再登録を試みてください。
- ソフトウェアの不具合:iOSのバージョンが最新でない場合、Face IDに不具合が生じることがあります。設定から「ソフトウェア・アップデート」を確認し、最新のiOSに更新してください。
「盗難デバイスの保護」をオフにする方法
「盗難デバイスの保護」をオフにするには、以下の手順を試してください。
- iPhoneが「よく知っている場所」にあることを確認してください。自宅や職場など、普段よく使用する場所が該当します。
- 「設定」アプリを開き、「Face IDとパスコード」をタップします。
- デバイスのパスコードを入力します。
- 「盗難デバイスの保護」をタップし、「セキュリティ継続が必要」の設定を「普段いる場所から離れている時」に変更します。
- 再度「盗難デバイスの保護」をオフにしてみてください。
この方法でオフにできない場合は、Appleサポートに問い合わせることをおすすめします。
Face IDをリセットする方法
Face IDをリセットするには、以下の手順を試してください。
- 「設定」アプリを開き、「Face IDとパスコード」をタップします。
- デバイスのパスコードを入力します。
- 「Face IDをリセット」をタップします。
- 新しい顔の状態でFace IDを再登録します。
これでFace IDのリセットが完了します。
まとめ
「盗難デバイスの保護」がオンになっていると、Face IDのリセットや設定変更が制限されることがあります。まずはiPhoneが「よく知っている場所」にあることを確認し、設定を変更してみてください。それでも解決しない場合は、Appleサポートに問い合わせることをおすすめします。
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