Canon EOS Kiss M2で花火撮影を行った際に、「busy」と表示されてしまう問題に直面した場合、いくつかの原因とその改善方法が考えられます。特にRAW+JPEGの設定で保存していると、データ量が大きいため、カメラの処理が遅れることがあります。この記事では、この問題を解決するための具体的な対策を紹介します。
1. 「busy」の表示が出る原因
「busy」の表示は、カメラがデータを書き込む速度に追いつかない場合に表示されます。特に、RAW+JPEGでの撮影はデータサイズが大きく、メモリーカードへの書き込みが遅くなることがあります。これが原因で、撮影後にカメラが一時的に反応しなくなることがあります。
また、SDカードの書き込み速度が十分でない場合も、処理が遅くなる原因となります。特に、SanDisk Extreme PLUSは比較的速いカードですが、撮影の設定や他の要因によって影響を受けることがあります。
2. 設定を変更して撮影速度を向上させる方法
まず、RAW+JPEGでの保存設定を維持したままで「busy」表示を減らすためには、撮影設定を最適化することが重要です。例えば、連写モードを使用する場合、カメラの処理が追いつかなくなることがあります。この場合、連写速度を調整するか、連写を停止して1枚ずつ撮影することを検討してみてください。
また、画質設定を少し下げることで、データ処理速度を改善することもできます。JPEGだけで撮影する場合でも、十分に美しい画像を得られることが多いです。
3. SDカードの選び方と書き込み速度の改善
SDカードの書き込み速度が「busy」表示の原因となることがあります。現在使用しているSanDisk Extreme PLUSは、170MB/sの転送速度を提供しますが、花火のような長時間露光が必要な撮影では、この速度でも間に合わない場合があります。
もし「busy」表示が頻繁に発生する場合、高速書き込みが可能なSDカードに交換することを検討してください。UHS-II規格に対応したカードを選ぶことで、書き込み速度を改善し、カメラの動作がスムーズになることがあります。
4. RAW+JPEGの保存方法を変えずに改善する方法
RAW+JPEGを保存しながら「busy」表示を回避したい場合、もう1つの方法として、撮影後のデータ転送速度を速くするために、撮影間隔を設けることが有効です。例えば、花火の撮影では数秒の間隔を空けて撮影することで、カメラがデータを処理する時間を確保できます。
また、撮影後にカメラの内部メモリにデータが保存されるまで待ってから、次のショットを撮ることも、表示を減らすための方法です。
5. まとめ
Canon EOS Kiss M2での花火撮影中に「busy」表示が出る問題は、SDカードの書き込み速度や設定が原因となることがあります。設定を変更したり、より速いSDカードに交換することで、改善することができます。また、RAW+JPEGのままで保存したい場合は、撮影間隔を設けることで、カメラの処理速度を確保できます。これらの方法を試して、快適に花火撮影を楽しんでください。
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