延長コードを複数接続する際、特にデスクトップPCや高消費電力の機器を使用している場合、タコ足配線が危険を伴うことがあります。この記事では、タコ足配線のリスクと、より安全な延長コードの使用方法について解説します。
タコ足配線とは?
タコ足配線とは、1つのコンセントから複数の機器を接続する方法のことです。このように接続すると、電力が集中し過負荷がかかりやすく、最悪の場合、火災の原因になることもあります。特に、デスクトップPCや大型の家電製品を接続する場合は、注意が必要です。
タコ足配線は、見た目が整理されているように見えることがありますが、実際には危険が潜んでいるため、正しい方法で配線を行うことが求められます。
デスクトップPCと他の機器を安全に接続する方法
デスクトップPCは消費電力が大きいため、別の機器と同じ延長コードを共有するのは避けるべきです。例えば、デスクトップPCを1つの延長コードで接続し、他の機器(スマホの充電やデスクライトなど)は別の延長コードに接続するのが理想的です。これにより、電力が過剰に集中せず、安全に利用できます。
また、PC用には電力供給に余裕を持った延長コードを選び、できるだけ別々に配線することをお勧めします。
延長コードを複数つなげる場合の注意点
延長コード①に延長コード②をつなげる方法は、見た目には簡単にできるように見えますが、長時間使用する場合はやはり過負荷が懸念されます。延長コードを複数つなげるときは、使用するコードの定格電力を確認し、同じコードに大きな消費電力を持つ機器を複数接続しないようにしましょう。
また、コンセントを3口に増やす製品(分配タップ)を使用する場合でも、注意が必要です。確かに見た目はスッキリとした形になりますが、やっていることはタコ足配線と変わりません。こちらも使用する電力の上限を確認して、過剰な電力を流さないようにしましょう。
安全な延長コードの選び方
安全に延長コードを使用するためには、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。まず、延長コードには定格電力がありますので、使用する機器の合計消費電力がその定格を超えないように選ぶことが重要です。
また、延長コードに差し込む機器の数が多くなりがちな場合は、電源タップを選ぶ際に「過負荷防止機能」や「サージ保護機能」がついているものを選ぶと良いでしょう。これらの機能があれば、万が一の過負荷時に安全に機器を守ることができます。
まとめ
タコ足配線は便利に見えますが、過剰な電力負荷や火災リスクが高まるため、使用は避けるべきです。特に、デスクトップPCのような高消費電力の機器を使用する場合は、個別の延長コードを使用し、安全に配線を行うことが大切です。延長コードを複数接続する場合は、その定格を確認し、過負荷を避けるようにしましょう。
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