フルサイズ機を手に入れた場合、どのレンズを選ぶかは大きな決断となります。特に、APS-C用のレンズからフルサイズ用に乗り換える場合、その選択肢は広がりますが、どのレンズが最適かを判断するのは難しいものです。この記事では、AF-S DX Nikkor 16-80mm f/2.8~4E ED VRからAF-S Nikkor 24-70mm f2.8Gに乗り換える際のポイントや、撮影対象に合わせた選び方を詳しく解説します。
1. APS-C用レンズとフルサイズ用レンズの違い
APS-C専用のレンズ(AF-S DX Nikkor 16-80mm)は、主にクロップセンサー(APS-C)カメラ用に設計されています。このレンズは焦点距離が16-80mmで、一般的な旅行や風景撮影に適しています。しかし、フルサイズカメラ(D500のサブ機)の場合、フルサイズ用のレンズを選ぶことで、より広い画角や深い被写界深度を得ることが可能になります。
フルサイズ用のレンズであるAF-S Nikkor 24-70mm f2.8Gは、広角から中望遠までカバーできるため、風景やスナップ、さらにはポートレートにも適しています。そのため、フルサイズ機を活用するためには、より汎用性の高いフルサイズ用レンズへの移行が有益です。
2. 撮影対象に合ったレンズ選びのポイント
撮影対象として飛行機や野鳥、星景写真などを挙げていますが、それぞれに適したレンズ選びが求められます。飛行機や野鳥の撮影には、望遠や高速オートフォーカスが重要になりますが、フルサイズ機であれば、24-70mmの焦点距離でも十分に柔軟な撮影が可能です。
星景写真では、広角のレンズが重要で、AF-S Nikkor 24-70mm f2.8Gの24mm側は比較的広角として扱えるため、星空の撮影にも適しています。また、フルサイズセンサーを活かすことで、ノイズの少ない美しい星景を撮影することができます。
3. 中古の選択肢とその注意点
AF-S Nikkor 24-70mm f2.8Gは必然的に中古品を選択する場合が多くなります。中古レンズを選ぶ際には、外観の傷やカビ、動作不良の有無をチェックすることが大切です。特に、交換レンズは品質にばらつきがあるため、信頼できる販売店から購入することをおすすめします。
また、保証がある場合は、その内容を確認し、可能であれば返品・交換ができる保証付きの中古品を選びましょう。中古であっても状態が良ければ、新品と同じように高性能を発揮します。
4. レンズ選びの予算と長期的な投資
予算の関係で「買い増し」ではなく「リプレイス」の方向で考える場合、長期的に見てどのレンズが最もコストパフォーマンスが良いかを判断することが重要です。フルサイズ用レンズは、特に焦点距離が広いものや高倍率のレンズは高価ですが、その分汎用性が高く、長期間使用できるメリットがあります。
また、レンズの買い替えにより、撮影スタイルや対象が広がるため、投資としても良い選択肢です。特にD500との組み合わせであれば、今後の撮影対象や使用シーンの変化に対応できるレンズを選ぶことが賢明です。
5. まとめ
フルサイズ機を手に入れた際のレンズ選びは、撮影対象や使用目的によって大きく異なります。AF-S DX Nikkor 16-80mm f/2.8~4E ED VRからAF-S Nikkor 24-70mm f2.8Gへの乗り換えは、フルサイズ機の性能を最大限に活かすために良い選択肢です。中古品を選ぶ際は、状態をよく確認し、信頼できる販売店で購入することをおすすめします。また、長期的に使える汎用性の高いレンズを選ぶことで、撮影の幅が広がり、撮影対象に応じた高品質な写真を得ることができます。
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