「名探偵コナン」のコラ画像のように、動いている被写体の一部にだけ軌道のブレを出す撮影方法について、シャッタースピードの設定や被写体の動き方に関するアドバイスをお届けします。この記事では、シャッタースピードを使った撮影テクニックと、ピント合わせのコツを解説します。
1. シャッタースピードの決め方
被写体の動きをブレとして表現するには、シャッタースピードを遅めに設定するのが基本です。動きが速い被写体の場合、シャッタースピードを遅くすることで、軌道に沿ったブレを出すことができます。
例えば、歩いている人物を撮影する場合、シャッタースピードを1/60秒から1/125秒程度に設定すると、動きが少しブレた感じで捉えることができます。あゆみちゃんが滑ってくるコラ画像のように、被写体の一部だけがブレる状態を作りたい場合は、シャッタースピードを調整してみましょう。
2. 被写体に少しだけ動いてもらう方法
被写体の動きに合わせてシャッタースピードを調整することが大切です。遅めのシャッタースピードを使用する場合、被写体にゆっくりと動いてもらうと、きれいな軌道のブレを得ることができます。
ただし、速すぎる動きや急な加速にはブレが大きすぎてしまう可能性があるため、少し動きが遅いか、一定のペースで動いてもらうことがポイントです。
3. シャッタースピードを遅くしてもピントが合わない問題
シャッタースピードを遅く設定すると、被写体が動いているためピントがうまく合わないことがあります。特に、顔などの重要な部分にピントを合わせたい場合、ブレが大きくなりすぎてピントが外れてしまうことが考えられます。
この問題を解決するには、シャッタースピードを遅くしすぎないことが大切です。1/250秒以上のシャッタースピードを使用し、被写体の動きに合わせて微調整を加えます。また、顔にピントを合わせるためには、カメラのオートフォーカス設定を適切に調整することも効果的です。
4. シャッタースピードの調整と被写体の透けを防ぐ方法
さらにシャッタースピードを遅くすると、被写体が透けてしまう問題が発生します。これを防ぐためには、シャッタースピードを適切に保ち、ISO感度や絞りを調整して光の量を管理します。
例えば、明るい環境での撮影では、絞りを開けてISO感度を低く設定することで、必要な光量を確保しつつシャッタースピードを適切に維持できます。また、NDフィルターを使用して光量を制限し、シャッタースピードを遅くしても透けないようにする方法もあります。
5. まとめ
動きのある被写体を撮影する際、シャッタースピードを遅くして軌道のブレを出すことができますが、ピント合わせや被写体の透けを防ぐためには微調整が必要です。適切なシャッタースピードを選び、ISO感度や絞り、フォーカス設定を上手く調整して、意図通りの写真を撮影しましょう。
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