モバイルバッテリーの出力・入力ワット数計算方法とiPhone充電における最大ワット数

電池

モバイルバッテリーを選ぶ際、出力や入力のワット数(W)の計算方法や、実際にiPhoneなどのデバイスがどの程度の出力に対応できるかについては、しっかりと理解しておくことが大切です。この記事では、ワット数の計算方法や、iPhoneの最大充電ワット数について詳しく解説します。

1. ワット数の計算方法

モバイルバッテリーや充電器の出力・入力ワット数は、電圧(V)と電流(A)を掛け算することで求めることができます。計算式は次の通りです。

ワット数 (W) = 電圧 (V) × 電流 (A)

例えば、モバイルバッテリーのUSB-C入力が5V 3Aの場合、出力は15W(5V × 3A)となります。これにより、出力や入力の能力がどのくらいかを理解することができます。

2. 入力と出力のワット数の違い

モバイルバッテリーの入力ワット数は、バッテリーが充電されるときにどれだけのエネルギーを受け入れられるかを示し、出力ワット数は、バッテリーからデバイスに供給されるエネルギーの大きさを示します。

例えば、AnkerのZolo Power Bank(10000mAh, 最大30W出力)の入力は、USB-Cで5V 3A、9V 2.22A、12V 1.66Aとなっており、最大20Wでバッテリーを充電できます。一方、出力はUSB-CおよびUSB-Aの両方で、最大30Wまたは22.5Wとなっています。

3. iPhoneの最大充電ワット数

iPhoneの充電において、最大ワット数はiPhoneのモデルによって異なります。例えば、iPhone 15 Pro Maxは最大で27Wの充電に対応しています。

ただし、モバイルバッテリーが提供できる最大ワット数に関しては、デバイスが対応できる最大ワット数を超えない限り、iPhoneはそのワット数までしか充電できません。例えば、最大30Wのモバイルバッテリーを使用しても、iPhone 15 Pro Maxが最大27Wまでしか対応しない場合は、30Wをフルに活用することはありません。

4. 充電器選びのポイント

モバイルバッテリーを選ぶ際は、出力ワット数だけでなく、使用するデバイスの最大充電ワット数にも注目することが重要です。また、接続端子や充電速度にも違いがあるため、急速充電を望む場合は、USB-Cポートが搭載されたバッテリーを選ぶと良いでしょう。

さらに、iPhoneを充電する場合、対応する充電規格(例えば、USB-PD)に対応したモバイルバッテリーを選ぶと、より効率的に充電できます。

まとめ

モバイルバッテリーのワット数は、電圧と電流を掛け算することで計算でき、入力と出力で異なる値を示します。iPhoneの最大充電ワット数は機種によって異なりますが、最大ワット数を理解することで、より適切なモバイルバッテリーを選ぶことができます。充電速度や対応規格も考慮し、最適な製品を選ぶことが大切です。

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