4Kテレビを選ぶ際、同じサイズや価格帯でもメーカーやモデルによって画質、機能、操作性が大きく異なります。今回は「FPD CG55-C2(2024年モデル)」「TCL 55V6C(2025年モデル)」「Xiaomi TV A Pro(2025年モデル)」の3機種を比較し、それぞれの特長や選び方のポイントを解説します。
FPD CG55-C2(2024年モデル)
FPD製のCG55-C2は、チューナーレスタイプの4Kテレビです。地上波やBSを直接視聴するには外付けチューナーやBDレコーダーが必要ですが、ストリーミング視聴をメインに考えるユーザーには十分な性能です。価格面では今回の3機種の中で最も安価で、シンプルな構造ゆえに初期不良や動作の安定性でも一定の評価があります。
ただし、パネルの輝度やコントラスト性能はハイエンド機と比べると控えめで、HDR映像のダイナミックさを重視する方には物足りない可能性があります。
TCL 55V6C(2025年モデル)
TCLの55V6CはWチューナー内蔵の4Kテレビで、地デジ・BS・CS放送の録画と視聴を1台で完結できるのが大きな魅力です。TCLは近年画質改善に力を入れており、このモデルでは直下型LEDバックライトと高コントラスト技術が採用されています。映像エンジンの性能向上により、低解像度コンテンツも自然な4Kアップコンバートが可能です。
音質は標準的ですが、eARC対応のHDMI端子を備えているため、外部スピーカーやサウンドバーの追加で高音質化も容易です。
Xiaomi TV A Pro(2025年モデル)
Xiaomi TV A Proは、QLEDパネルを採用したチューナーレス4Kテレビです。QLED特有の高輝度と広色域により、HDRコンテンツや色鮮やかな映像に強みがあります。Android TV OSを搭載しており、GoogleアシスタントやChromecast機能も標準装備で、スマート機能をフル活用したいユーザーに適しています。
ただし、チューナー非搭載のため、地上波やBSを視聴するには外部機器が必須です。また、OSのアップデートやアプリ動作に関してはメーカーのサポート体制を確認しておくと安心です。
選び方のポイント
- 地上波やBSの直接視聴・録画を重視するならTCL 55V6C
- 価格重視でストリーミング中心ならFPD CG55-C2
- 画質とスマート機能を両立させたいならXiaomi TV A Pro
いずれのモデルも音質は外部スピーカーの追加で改善可能ですので、映像性能や機能性を優先して選んで問題ありません。
まとめ
FPDはコストパフォーマンス重視、TCLは録画・視聴機能の充実、XiaomiはQLEDによる高画質とスマート機能が強みです。ご自身の視聴スタイルに合わせて選べば、長く満足できるテレビライフが送れるでしょう。
コメント