SonyのZV-E10Ⅱを使用して長時間の動画撮影を行う際に発生する「ファイルが分割される」「熱暴走による自動停止」問題に困っている方も多いでしょう。この記事では、これらの問題を解決するための方法や対策について詳しく解説します。
1. 長尺動画撮影時のファイル分割問題
Sony ZV-E10Ⅱで録画中、特にHDや4K動画で「ファイルが勝手に分割される」問題が発生することがあります。この問題は、動画の長さがSDカードのファイルサイズ制限を超えるために発生することがあります。特に、SDカードのFAT32フォーマットでは、1ファイルの最大容量が4GBに制限されているため、長時間録画をすると自動的にファイルが分割されます。
この問題を解決するには、SDカードのフォーマットをexFATに変更することが一つの方法です。exFATではファイルサイズに制限がないため、長時間の録画でもファイルが分割されることなく、1つのファイルとして保存することができます。
2. 長時間録画時のSDカード選び
さらに、SDカードの書き込み速度にも影響を与えます。長時間の動画撮影を行う場合は、読み書き速度の速いSDカードを選ぶことをおすすめします。特に、UHS-IやUHS-II規格のSDカードは、4K動画や高ビットレートでの撮影に最適です。
SDカードの容量については、256GBの容量があれば、十分に長時間の録画が可能です。ただし、使用しているSDカードが劣化していたり、速度が遅かったりする場合は、新しい高性能なSDカードに交換することを検討してみてください。
3. 熱暴走による自動停止の対策
熱暴走による自動停止の問題は、特に長時間の動画撮影時に発生しやすいです。この問題は、カメラ内部で過熱が発生し、温度センサーが異常を検知して自動的にシャットダウンすることによって起こります。
「すぐに止まらないようにする」設定をしても改善されない場合、以下の対策を試してみてください。
- 外部冷却ファンの使用:カメラに外部冷却ファンを取り付けることで、過熱を防ぐことができます。
- カメラの使用環境を変更:カメラを直射日光が当たる場所や高温多湿の場所で使用しないようにしましょう。
- 録画時間を短縮:長時間録画を避け、必要に応じて休憩を挟むことでカメラの温度を下げることができます。
4. 撮影中の温度管理と休憩
長時間撮影を続けると、カメラが過熱しやすくなります。過熱を防ぐためには、撮影中に定期的にカメラを冷却することが重要です。特に、撮影を数時間続ける場合は、カメラを数分間休ませることで温度を下げることができます。
また、カメラの設定を見直すことで、熱暴走を防ぐことも可能です。例えば、撮影モードやビットレート設定を変更することで、カメラの負荷を軽減することができます。
5. まとめ
Sony ZV-E10Ⅱでの長尺動画撮影時のファイル分割や熱暴走問題には、いくつかの解決策があります。SDカードをexFATでフォーマットし、適切な高速SDカードを使用することでファイル分割の問題を解決できます。また、カメラの過熱を防ぐために外部冷却ファンの使用や撮影中の休憩を挟むことも効果的です。
これらの対策を試すことで、快適に動画撮影を行い、長時間の撮影にも対応できるようになります。
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