スポーツ大会やアクションシーンの撮影は、カメラとレンズの選び方が非常に重要です。今回は、SONY ZV-E10をお持ちの方が、スポーツ撮影に最適なカメラ機材と設定についてお悩みのケースを取り上げ、どういった機材が最適か、レンズやカメラ設定を解説します。
1. 撮影環境と距離感を理解する
代々木第二体育館での撮影ということですが、まずは撮影する場所や被写体までの距離を把握することが大切です。1階スタンド最前列から選手を撮影する際、ズームレンズの必要性が高くなります。特に、近くから選手のアップを撮る場合、焦点距離の長いレンズが有利です。
現状のE 55-210mm F4.5-6.3 OSSレンズでも十分な範囲はカバーできますが、焦点距離や明るさの面で不安を感じる場合は、もう少し明るいレンズを検討すると良いでしょう。
2. レンズ選び:SEL70200GM vs SEL100400GM
レンタルを検討しているSEL70200GMとSEL100400GMですが、どちらもスポーツ撮影に非常に適しています。SEL70200GMは、F2.8の明るいレンズで、暗い室内でも十分な明るさを確保できます。焦点距離が200mmまでなので、会場内で選手のアップを撮影するのに理想的です。
一方、SEL100400GMは焦点距離が100mmから400mmまであるため、広い会場で遠くの選手を撮影する際に便利です。しかし、暗い室内ではF4.5-5.6のレンズ明るさが影響する可能性があるため、明るさが必要な場面ではSEL70200GMが有利です。
3. フルサイズ機の操作感と使いやすさ
フルサイズ機の操作感について不安があるかもしれませんが、SONY α7Ⅲやα7Cは非常に直感的で使いやすいです。特にα7Cはコンパクトなサイズ感で、初心者でも扱いやすい設計になっています。操作に慣れるには少し時間がかかるかもしれませんが、撮影後に得られる画質は大きな魅力です。
もし操作に不安があれば、レンタル前に一度練習してみることをおすすめします。少し触っておくことで、当日の撮影に自信が持てるでしょう。
4. オートフォーカス設定とスポーツ撮影のコツ
スポーツ撮影で重要なのは、オートフォーカス(AF)の設定です。特に動きの速い被写体を撮影する場合は、AF-C(連続AF)モードを使用し、被写体にピントを合わせ続けることが大切です。
また、α7シリーズのようなカメラでは、リアルタイム瞳AFや動体追従AFを活用すると、より正確に選手を捉えやすくなります。AFエリアを広範囲に設定して、動く選手をしっかり追うことを意識しましょう。
5. まとめ
代々木第二体育館でのスポーツ撮影には、ズームレンズとしっかりしたオートフォーカス設定が必要です。SEL70200GMは明るいF2.8で非常に扱いやすく、暗い場所でも強みを発揮します。一方、SEL100400GMは遠くの被写体に強いですが、暗い室内ではやや不利になることもあります。
撮影前に機材に慣れ、設定を調整しておくことが成功の鍵です。最適なレンズとカメラ設定を選んで、素晴らしいスポーツ写真を撮影してください。
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