鉄道写真、特に編成写真を撮影する際のカメラ選びは重要です。今回は、EOS 5D Mark IIIとEOS 6D Mark IIのどちらが鉄道写真に適しているかを考察します。使用するレンズは純正の「3型ナナニッパ」とのことですが、それに最適なカメラ選びにおいて注目すべきポイントを解説します。
EOS 5D Mark IIIとEOS 6D Mark IIの違い
まず、EOS 5D Mark IIIとEOS 6D Mark IIはそれぞれ異なる特徴を持っています。EOS 5D Mark IIIはフルサイズセンサーを搭載した高性能なカメラで、特に高いAF性能と連写速度が特徴です。鉄道のような動きの早い被写体を撮影する場合、高速連写や精度の高いオートフォーカスは大きな利点となります。
一方、EOS 6D Mark IIは、より軽量でコンパクトなモデルであり、価格も少し手頃です。フルサイズセンサーを搭載している点は共通していますが、AFの性能や連写速度ではEOS 5D Mark IIIに劣ります。それでも、風景撮影や日常の撮影には十分な性能を発揮します。
鉄道写真での性能比較
鉄道写真を撮る際、最も重要なのはシャッタースピードとAFの精度です。EOS 5D Mark IIIは、動きの速い鉄道や飛行機を撮影する場合、連写性能やフォーカス追従性に優れています。特に、シャッターを連続で切る必要がある鉄道の編成写真には、この高い連写性能が活かされます。
EOS 6D Mark IIは、十分に精度の高いAFを搭載していますが、5D Mark IIIと比較すると、少し劣る部分もあります。特に動きが早い鉄道の撮影では、連写速度に制限を感じる場合があります。ただし、風景撮影や日中の鉄道写真であれば問題なく使用できます。
レンズとの相性
「3型ナナニッパ」は、非常に高性能なレンズで、どちらのカメラとも相性が良いです。しかし、EOS 5D Mark IIIの方が連写やAF精度において、ナナニッパの性能を最大限に引き出すことができます。特に鉄道の撮影においては、カメラ本体のAF精度がレンズの性能に大きく影響します。
EOS 6D Mark IIでも、ナナニッパは十分に高い画質を提供しますが、高速連写や動体追尾の性能を重視する場合は、EOS 5D Mark IIIの方が優れた結果を得られるでしょう。
まとめ:どちらを選ぶべきか
鉄道写真において最適なカメラを選ぶ際、動きの速い被写体を撮ることが多いのであれば、EOS 5D Mark IIIを選ぶのがベストです。高いAF性能と連写速度が鉄道写真において非常に役立ちます。
一方、より手軽でコストパフォーマンスを重視したい場合や、風景中心であればEOS 6D Mark IIでも十分に対応可能です。予算や撮影のスタイルによって、最適なカメラを選んでください。
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