外部モニターに付属するUSBハブを利用する際、USB端子に接続する機器が一定の給電制限を超えないように運用する必要があります。特に、USB端子が5Wを超えると、モニターのUSB-C端子が正常に給電できなくなることがあります。この問題に対して、どのように機器を接続すればよいか、正しい運用方法を解説します。
USBハブの給電制限とは?
多くの外部モニターには、USBポートがいくつか搭載されており、これをUSBハブとして利用することができます。しかし、このハブが提供する給電能力には制限があり、例えば、合計で5Wを超える消費があると、モニターのUSB-C端子(給電用)からの給電能力が制限されることがあります。
そのため、USB端子に接続するデバイスの消費電力が合計で5Wを超えないように気を付ける必要があります。例えば、マウスやキーボードなどの低消費電力デバイスであれば、問題なく接続できますが、高消費電力のデバイス(スマートフォンの充電など)には注意が必要です。
マウスやキーボードのレシーバーは5Wを超えないか?
通常、マウスやキーボードのレシーバーは非常に低い消費電力で動作するため、これらをUSB端子に接続しても、5Wの制限を超えることはほとんどありません。したがって、マウスやキーボードをUSBハブに接続する際には、消費電力を心配する必要はありません。
ただし、レシーバーが複数台のデバイスを接続している場合でも、消費電力は通常の範囲内に収まります。例えば、無線マウスや無線キーボードのレシーバーが2つ接続されている場合でも、5Wを超えることはほとんどありません。
スマホ充電の消費電力とその運用方法
スマートフォンの充電は、通常5W以上の消費電力を必要とすることが多いため、USBハブにスマホを直接接続して充電する場合、5Wの制限を超えてしまうことがあります。この場合、モニターのUSB端子から給電が不足し、充電がうまく行われない可能性があります。
そのため、スマホを充電する場合は、別途専用の充電器やUSBポートを使用するのがベストです。もしどうしてもモニターのUSB端子を利用して充電したい場合は、スマホの充電を急速充電モードではなく、通常の速度で行うように設定を調整すると良いでしょう。
その他のデバイスの接続に関する注意点
その他のUSB機器、例えば外付けハードディスクやUSBメモリなどを接続する場合も、消費電力に注意が必要です。外付けハードディスクは通常、USB端子からの給電だけでは動作しないことがあり、別途電源を必要とすることがあります。
この場合、USBハブが供給する電力だけではデバイスが正常に動作しないため、可能であれば電源アダプタを使用して、別途電力供給を行うことが推奨されます。
まとめ
外部モニターのUSBハブを使用する際、5Wの給電制限を超えないように運用することが重要です。マウスやキーボードのレシーバーなど低消費電力のデバイスは問題なく使用できますが、スマホの充電や高消費電力のデバイスを接続する場合は、給電不足を避けるために注意が必要です。デバイスの消費電力を確認し、適切な接続方法を選択することで、快適に利用できます。
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