スマホのデザリングを使用した場合のIPアドレスの仕組み

SIMフリー端末

スマートフォンのデザリングを利用して、SIMなし端末をインターネット接続した場合、その端末のIPアドレスはどうなるのでしょうか?この記事では、スマホを使ってデザリングを行った際のIPアドレスの挙動と、その仕組みについて解説します。

1. デザリングとは?基本的な仕組み

デザリングとは、スマートフォンをインターネット接続のためのアクセスポイントとして使用することを指します。スマホがインターネットに接続し、その接続を他の端末(PCやタブレットなど)と共有する方法です。スマホはモバイルデータを使ってインターネットに接続し、そのインターネット接続をWi-Fi経由で他の端末に提供します。

デザリングを利用することで、Wi-Fi機能のない端末や、SIMカードを使っていない端末でもインターネットを使用できるようになります。

2. デザリングを使用した場合のIPアドレスの仕組み

デザリングを使うと、スマホがインターネット接続のゲートウェイとなり、他の端末がそのスマホを通じてインターネットにアクセスします。インターネット上で、各端末には「IPアドレス」が割り当てられます。

デザリング時に、スマホが提供するインターネット接続を使用している端末は、通常、スマホが持っているグローバルIPアドレスを共有します。つまり、デザリングしたスマホのIPアドレスが、他の端末にも共有されるため、これらの端末のIPアドレスは同じものとして認識されます。

3. 同じIPアドレスでの通信について

デザリングを利用して接続した端末は、インターネット上で同じIPアドレスを使用するため、通信元としては同じ端末からアクセスしているとみなされます。しかし、各端末の通信内容は、スマホがアクセスポイントとなって分けて送信されるため、個々の通信の内容は異なります。

簡単に言えば、デザリングを通じてインターネットに接続している複数の端末は、IPアドレスが同じでも、内部でのデータのやり取りは別々に行われます。

4. まとめ

スマートフォンのデザリングを使ってSIMなし端末を操作した場合、インターネット接続を提供しているスマホのIPアドレスが共有されます。つまり、データ上では、全ての端末が同じIPアドレスから接続しているとみなされます。このため、デザリングを使用する際は、IPアドレスの観点から、複数の端末が同一のIPアドレスを使用していることを理解しておきましょう。

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