SDカードを選ぶ際、さまざまな種類やクラスがあり、迷うことも多いでしょう。特に「SDHCクラス10」と「SDXC/UHSクラス10」の違いについて理解しておくことが重要です。この記事では、これらのカードタイプの違いと、それぞれの使用シーンにおける特徴を解説します。
SDカードの種類:SDHCとSDXCの違い
まず、「SDHC」と「SDXC」という2つのSDカード規格の違いを理解しましょう。
- SDHC(Secure Digital High Capacity)は、容量が4GB〜32GBの範囲に収められています。
- SDXC(Secure Digital eXtended Capacity)は、容量が32GB〜2TBと、SDHCよりも広範囲な容量をサポートします。
この容量の違いにより、SDXCカードはより大きな容量を必要とする用途に最適であり、大量のデータを扱う場合や4K動画撮影に向いています。
クラス10とは?
「クラス10」という表記は、SDカードの読み書き速度を示す指標です。クラス10のSDカードは、最低でも10MB/sの書き込み速度を持つことを意味しています。この速度は、動画の録画や高速連写を行うカメラなどに適しています。
SDHCカードとSDXCカード両方にクラス10のカードがありますが、SDXCカードの方が高速な転送速度を提供する可能性があります。
UHS(Ultra High Speed)規格とその意味
「UHS」という表記が付いているSDカードは、さらに高速な読み書きが可能な規格です。UHS-I、UHS-II、UHS-IIIの3つの規格があり、UHS-IIやUHS-IIIは、特にプロフェッショナル向けのカメラやビデオカメラで活躍します。
例えば、UHS-Iカードでは最大104MB/s、UHS-IIでは最大312MB/sのデータ転送速度が可能で、SDXCカードはUHS-IまたはUHS-IIに対応していることが多いです。
SDHCクラス10とSDXC/UHSクラス10の違い
SDHCクラス10とSDXC/UHSクラス10の大きな違いは、主に「容量」と「転送速度」にあります。SDHCクラス10は4GB〜32GBの容量範囲で、クラス10のスピードを持ちますが、SDXC/UHSクラス10はそれより大容量で、さらに高速な転送速度を提供します。
したがって、高解像度の動画撮影や高速データ転送が必要な場合は、SDXC/UHSクラス10のカードを選ぶのが最適です。
まとめ:用途に合ったSDカードを選ぼう
SDHCクラス10とSDXC/UHSクラス10の違いを理解し、用途に最適なSDカードを選ぶことが重要です。SDHCカードは日常的な使用に十分な性能を持ち、SDXCカードは大容量や高速転送が求められる場合に適しています。用途に応じて、正しいカードを選ぶことで、より快適にデータを扱うことができます。
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