ぬいぐるみと背景の両方をボケずに撮りたいという場合、デジカメでもスマホのように簡単に設定を調整することができます。この記事では、SONYのRX100IIIを使って手前と奥の両方をきれいに撮影する方法をご紹介します。
1. ボケを抑えるために重要な設定
手前のぬいぐるみと奥の背景(ビルなど)を両方ボケずに撮影したい場合、まず大切なのは「絞り値(F値)」を適切に設定することです。F値が小さい(開放的な)状態では、被写界深度が浅く、背景や手前がボケやすくなります。そのため、絞り値を大きく設定することが必要です。
SONY RX100IIIであれば、絞り設定をF5.6以上に設定し、できるだけ広い範囲がフォーカスされるようにしましょう。
2. ズーム設定と焦点距離の選び方
次に、ズームの使い方についてです。ズームを使用する場合、焦点距離が長くなるほど背景がボケやすくなるため、広角側に設定して撮影するのが理想的です。ズームをマイナスに設定するという概念はデジカメにはありませんが、焦点距離を短く設定し、絞り値を大きくすることで、手前と奥の両方をシャープに保つことが可能です。
RX100IIIの広角端(24mm)で撮影すると、ぬいぐるみと背景を同時に撮影しやすくなります。
3. オートフォーカスの使い方
オートフォーカスを使って、ぬいぐるみと背景の両方にピントを合わせる方法も有効です。RX100IIIには、顔認識機能やターゲット追尾機能が搭載されています。これを利用して、ぬいぐるみの顔にピントを合わせると、背景も比較的シャープに撮影できます。
また、撮影中にフォーカスポイントをマニュアルで調整することもできます。これにより、特定の部分に焦点を合わせつつ、全体的にボケが抑えられた写真が得られます。
4. 露出設定と撮影環境の確認
最後に、撮影環境によって露出設定を調整することも大切です。暗い場所での撮影では、露出を調整して十分な明るさを確保しましょう。明るい場所では、逆に露出を下げて、ハイライトが飛ばないように調整します。
また、室内で撮影する場合は、照明の位置や角度も影響しますので、照明が均等にぬいぐるみに当たるように配置を工夫すると良い結果が得られます。
5. まとめ
デジカメで手前と奥の両方をボケずに撮影するためには、絞り値を大きくし、焦点距離を短く設定することが基本です。さらに、オートフォーカスを活用して、ピントを合わせながら撮影すると、ぬいぐるみと背景をシャープに撮ることができます。RX100IIIの設定を上手に使いこなして、思い通りの写真を撮影しましょう。
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