近年のミラーレス一眼カメラは進化が目覚ましく、動画撮影や手ブレ補正機能も大幅に強化されています。一方で、カメラ熱が少し落ち着き、そこまで予算をかけたくない方も多いでしょう。そこで今回は、コストパフォーマンスを重視しつつ、使い勝手の良いミラーレス一眼カメラを紹介します。
コスパの良いミラーレス一眼の選び方
まず注目すべきは「価格と性能のバランス」です。特に動画機能や手ブレ補正、バッテリー持ち、そしてレンズのラインナップを重視すると失敗が少なくなります。ボディ単体の価格だけでなく、後々交換レンズにどれくらい費用がかかるのかも考慮すると良いでしょう。
また、Vlogや配信をしたい場合はLOG撮影対応かどうかも重要なポイントになります。RAW動画まで必要ない方でも、グレーディングに対応できるLOGは便利です。
おすすめ① Panasonic LUMIX G100/GX7MK3
マイクロフォーサーズを使っていた方に馴染みやすいのが、同じ規格のPanasonic LUMIXシリーズです。G100やGX7MK3は比較的安価で、動画機能や手ブレ補正も優秀です。軽量で持ち運びやすいため、街歩きや旅行撮影にも向いています。
実際にLumix G7からの買い替えとして選ばれるケースが多く、「同じレンズを活用できる」という大きなメリットがあります。
おすすめ② Sony α6400
SonyのAPS-C機であるα6400は、依然としてコスパの良い選択肢です。リアルタイム瞳AFや高精度なオートフォーカスは、静止画・動画問わず快適に使えます。手ブレ補正はボディ内には搭載されていませんが、ジンバルやOSS対応レンズを使うことでカバー可能です。
中古市場でも流通量が多く、比較的手頃な価格で手に入るのも魅力です。
おすすめ③ Canon EOS R10
最新世代のエントリー向けAPS-Cミラーレスとして注目されているのがCanon EOS R10です。軽量コンパクトでありながら、デュアルピクセルCMOS AF IIを搭載しているため、動画・写真の両方でストレスのない撮影が可能です。
価格も新品で10万円前後から購入できるため、予算を抑えつつも最新機能を試したい方におすすめです。
おすすめ④ Fujifilm X-S10
色再現の美しさで人気のFujifilmからは、X-S10を推奨します。ボディ内手ブレ補正を搭載しており、LOG撮影にも対応しているため、クリエイティブな表現を楽しみたい方に最適です。中古であれば10万円前後から手に入り、富士フイルム独自のフィルムシミュレーションが使えるのも魅力です。
小型ながらもグリップ性能が高いため、長時間の撮影にも安心感があります。
動画撮影重視ならLOG対応機種を
動画撮影を考えている場合は、やはりLOG撮影が可能なモデルを選ぶと表現の幅が広がります。PanasonicやFujifilmは比較的低価格帯でもLOG対応機種を揃えているため、動画用途には強いブランドといえます。
一方で、手軽に「撮って出し」を楽しみたい方はCanonやSonyも選択肢として優秀です。目的に応じて選び分けるのがおすすめです。
まとめ
コスパの良いミラーレス一眼を探すなら、レンズ資産があるかどうか、動画機能をどこまで求めるか、中古市場の相場を意識すると良いでしょう。LUMIXユーザーならG100やGX7MK3、より大きなセンサーを求めるならSony α6400やCanon EOS R10、クリエイティブ志向ならFujifilm X-S10が狙い目です。
予算を抑えながらも、性能を妥協せずに選べば、きっと満足度の高い撮影環境を手に入れられるでしょう。
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