アクションカメラで長時間撮影を続けていると、あっという間にmicroSDカードがいっぱいになってしまいます。特に512GBや1TBといった大容量カードでも、動画を高画質設定で保存すれば数ヶ月で容量を使い切ることも珍しくありません。ここでは、カードを買い足さずにデータを賢く管理する方法を紹介します。
なぜmicroSDカードだけに頼るのは危険か
microSDカードは持ち運びが便利ですが、故障や破損のリスクがつきものです。特にアクションカメラは屋外や過酷な環境で使うことが多いため、カードに負担がかかります。そのため、カードだけに保存し続けるのは推奨されません。
また、容量がいっぱいになるたびに新しいカードを買うのはコストがかさむ上、管理が煩雑になるデメリットもあります。
外付けHDDやSSDへのバックアップ
もっとも一般的でコスパが良いのは、外付けHDDやSSDを活用する方法です。1TB〜2TBの外付けHDDであれば1万円以下で購入でき、大量の動画を保存可能です。耐久性を考えるならSSDを選ぶのもおすすめです。
例えば「撮影が終わったらすぐにPCへコピー」し、フォルダ名に撮影日や場所をつけて整理しておくと、後から編集や検索がしやすくなります。
クラウドストレージを利用する
Google DriveやDropbox、iCloudなどのクラウドサービスを利用する方法もあります。特にアクションカメラはスマホアプリと連携できることが多いため、そのままWi-Fiでクラウドにアップロードできる場合もあります。
ただし、高画質動画はファイルサイズが大きいため、クラウド保存には時間がかかることや、通信量の制限に注意が必要です。クラウドは「編集済み動画や特に残したいデータ」など必要最低限に活用すると効率的です。
NAS(ネットワークストレージ)で自宅にサーバーを構築
家庭用NASを導入すれば、自宅のWi-Fiを通してパソコンやスマホからデータにアクセス可能です。撮影データをNASに保存すれば、外出先からも動画を確認でき、バックアップとしても活躍します。
例えばSynologyやQNAPといったメーカーのNASを使えば、自分専用のクラウド環境を作ることができ、長期的にデータを安全に保管できます。
編集と整理の工夫
撮影したデータをそのまま保存するのではなく、不要部分をカットして容量を圧縮するのも大切です。特にアクションカメラは長時間撮りっぱなしになるケースが多いため、編集ソフトで「必要なシーンだけ切り出す」だけでも保存容量を半分以下に減らせます。
また、圧縮形式(H.265など)を利用して保存すると、画質をほとんど落とさずに容量を削減できます。
まとめ
アクションカメラの動画はmicroSDカードに撮り溜めるのではなく、外付けHDD/SSDやクラウド、NASなどにバックアップして管理するのが安心で経済的です。カードの買い足しを避けたいなら、編集・圧縮でデータを整理するのも有効です。自分の利用スタイルに合った保存方法を組み合わせて、快適な撮影ライフを楽しみましょう。
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