SurfaceなどのPCで回復ドライブを使用して再インストールを試みる際、特に初心者の方が直面する問題がいくつかあります。この記事では、回復ドライブでOSの再インストール時に表示される「キーボードレイアウト」の画面で止まってしまった場合の対処方法を解説します。
回復ドライブとは？
回復ドライブは、PCに不具合が発生したときにOSの再インストールや修復を行うために使用するツールです。USBメモリに回復ドライブを作成することで、PCを初期状態に戻すことができます。Windows 10やWindows 11では、回復ドライブを作成することが推奨されています。
ただし、回復ドライブを使ってOSを再インストールする際には、いくつかの設定を正しく行わないと、うまく動作しないことがあります。
「キーボードレイアウト」の画面で止まる原因
PCが回復ドライブを認識した後、インストールの初期段階で「キーボードレイアウトの選択」の画面が表示されることがあります。通常、この画面では、使用する言語やキーボードのレイアウトを選択する必要があります。
この画面で止まってしまう原因としては、以下の点が考えられます。
- キーボードの接続不良や動作不良
- 回復ドライブの設定が不完全または壊れている
- 正しいレイアウトが選択されていない
解決方法1: キーボードの接続を確認する
最初に確認すべきは、キーボードが正しく接続されているかです。特に外部USBキーボードを使用している場合、接続が緩んでいることがあります。もしワイヤレスキーボードを使用している場合は、電池が切れていないか確認してください。
内部キーボードが反応しない場合、外部キーボードを接続してみましょう。また、別のUSBポートに接続することも試してみてください。
解決方法2: キーボードレイアウトを正しく選択する
「キーボードレイアウト」の選択画面で操作が進まない場合、正しいレイアウトが選ばれていない可能性があります。特に日本語入力のために「日本語 – Microsoft IME」などを選択し、次に進むことができるか確認してください。
他のレイアウトを選ぶこともできますが、日本語環境であれば日本語のレイアウトを選択することが推奨されます。
解決方法3: 回復ドライブの再作成
回復ドライブが壊れている場合、インストールの途中でエラーが発生することがあります。別のUSBメモリを使って回復ドライブを作り直し、再度インストールを試みてください。
回復ドライブの作成方法は、Windowsの設定から「回復ドライブの作成」を選び、指示に従って作成することができます。
解決方法4: BIOS設定を確認する
PCが回復ドライブから起動しない、または途中で止まる場合、BIOS設定が影響していることがあります。特に「UEFI/Legacy」の起動モードや「セキュアブート」の設定を確認しましょう。
BIOSにアクセスして、起動モードを「UEFI」に変更し、「セキュアブート」を無効にしてから、再度回復ドライブで起動を試みてください。
まとめ
回復ドライブを使用してOSの再インストールを行う際、キーボードレイアウトの選択画面で止まってしまうことがありますが、まずはキーボードの接続状態を確認し、適切なレイアウトを選択することが大切です。それでも解決しない場合は、回復ドライブの再作成やBIOS設定の確認を行ってください。これらの方法で問題を解決し、スムーズにPCを再インストールできるようにしましょう。
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