アクションカメラや360度カメラで人気のInsta360は、多様なシリーズを展開してきました。その中でも「Insta360 ONE RS」は4K撮影と360度撮影を両立できるモジュール式カメラとして注目されていました。しかし最近は販売終了が確認され、購入を検討していた方にとっては不安なニュースとなっています。この記事では、ONE RSの販売終了背景や後継機の可能性、そして現在の選択肢について詳しく解説します。
Insta360 ONE RSの特徴と役割
ONE RSは4Kブーストレンズと360度モジュールを付け替えて使える点が最大の特徴でした。ひとつのカメラで通常のアクション撮影と360度撮影の両方に対応できるため、旅行やスポーツ、Vlog用途で幅広い人気を獲得しました。
特に「ツイン版」や「キット構成」が豊富に用意されていたため、用途に合わせて選べる柔軟性が魅力でした。
販売終了の背景
現在、公式サイトや大手量販店ではONE RSの販売が終了しており、流通在庫のみとなっています。これはInsta360が新製品の投入にシフトしていることを示唆しており、同社は常に最新の技術を反映したモデルを打ち出す傾向があります。
実際に過去の「ONE R」や「GO」シリーズも新モデル登場後は段階的に販売が縮小されていきました。
Ace Proは後継機なのか?
2023年に発表されたAce Proは、Leica監修レンズを搭載した高性能アクションカメラで、低照度性能やAI編集機能に強みを持っています。ただし360度撮影機能はなく、ONE RSの完全な後継機ではありません。
つまり、Ace Proはアクションカメラの進化版と捉えるのが妥当であり、360度カメラ機能を重視するユーザーはXシリーズ(例:X3)を選ぶ必要があります。
360度撮影を求めるならXシリーズ
Insta360の最新360度カメラ「X3」は、5.7K解像度の360度撮影に対応しており、手ブレ補正や防水性能も向上しています。ONE RSの「360モジュール」代替として選ぶユーザーも多く、旅行やアウトドアでの自由な撮影に向いています。
一方で、通常のアクション撮影に特化するならAce Pro、汎用性を求めるならX3といった使い分けが現実的です。
今後の後継機の可能性
ONE RSのようにモジュールを交換して使えるモデルは現在ラインナップに存在しません。今後、Insta360が同様のモジュール型カメラを再投入するかは不透明ですが、同社の技術開発力を考えると新たな形で融合型カメラが登場する可能性もゼロではありません。
ただし現時点では、Ace ProとX3の二本柱がメインの選択肢といえます。
まとめ
Insta360 ONE RSは販売終了となり、現状では公式に後継機は存在しません。アクション撮影に特化するなら「Ace Pro」、360度撮影を重視するなら「X3」という住み分けが明確になっています。ONE RSのような“1台で両方対応”モデルを求める場合は今後の新製品発表を待つか、中古市場を探すのが現実的です。購入を検討する際は、自分の撮影スタイルに最も合うモデルを選ぶことをおすすめします。
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