パナソニックのディーガ「DMR-BRG2010」を使用して、リニアPCM5.1chの音声信号をアンプに送信したいという疑問は、多くのオーディオ愛好者が直面する問題です。特に、アンプには5.1chのリニアPCM信号が届いていないと感じる場合、設定や接続方法に何らかの問題がある可能性があります。この記事では、その原因と解決策について詳しく解説します。
リニアPCM5.1chとビットストリームの違い
リニアPCM(Pulse Code Modulation)は、無圧縮の音声信号で、サウンドの品質が非常に高い一方で、ビットストリーム(ドルビーデジタルやDTSなど)とは異なります。ビットストリームは、圧縮されているため、転送が簡単でデータ量が少ないですが、音質に関してはリニアPCMよりも劣ることがあります。
ビットストリームは、例えばドルビーデジタル5.1chで、アンプで簡単にデコードされますが、リニアPCM5.1chのような無圧縮音源は、設定や接続方法によって正しく送信されないことがあります。
DMR-BRG2010でのリニアPCM5.1ch信号出力設定
DMR-BRG2010の設定で重要なのは、HDMI出力設定が正しく行われているかどうかです。デフォルト設定では、リニアPCM5.1chが正しく出力されない場合があります。HDMI接続でリニアPCM5.1chをアンプに送るためには、まず「音声設定」メニューでリニアPCM5.1chを有効にする必要があります。
具体的には、設定メニューの「音声出力設定」から「リニアPCM 5.1ch」を選択し、HDMI出力を確認します。この設定が正しくないと、アンプには正しい信号が届かず、サラウンド再生ができない原因となります。
接続の確認と対処法
もし設定を確認しても問題が解決しない場合、接続ケーブル(HDMIケーブル)の不良や、アンプ側での設定ミスも考えられます。特に、古いHDMIケーブルを使用している場合は、リニアPCMの信号帯域をサポートできていない可能性もあります。高品質なHDMIケーブルに交換してみて、再度確認してください。
また、アンプ側の設定も見直すことが大切です。アンプの「音声入力設定」や「PCM入力」の設定が正しく行われているかを確認してください。これらの設定が適切でないと、5.1chの信号がアンプに伝わりません。
まとめ
DMR-BRG2010でリニアPCM5.1ch信号をアンプに送信するためには、音声設定や接続ケーブル、アンプの設定を確認することが重要です。設定が正しく行われていれば、リニアPCMの5.1ch信号を高品質で楽しむことができるようになります。もし問題が解決しない場合は、機器のマニュアルやサポートに問い合わせることも一つの手段です。
コメント