プロ野球やサッカーの撮影において、距離を稼ぐためにどの機材を選ぶべきか悩んでいる方は多いです。D750と70-200mmのレンズをお持ちの方が、さらに遠くの被写体を撮影するために、TC-14EⅡやD7200の購入を検討している場合に、どの選択が最適かを解説します。
1. TC-14EⅡの使用:望遠を簡単に追加する
TC-14EⅡは、70-200mmのレンズに取り付けることで焦点距離を1.4倍に伸ばし、280mmの望遠として使用できます。これにより、遠くの被写体を撮影する際に非常に便利です。特にプロ野球やサッカーのようなスポーツ撮影では、距離が遠くなる場面で役立つでしょう。
この選択肢の大きな利点は、すでにお持ちの70-200mmレンズを活用できる点です。追加のレンズを購入する必要がないため、コストパフォーマンスが非常に高いです。ただし、TC-14EⅡを使用すると、レンズの最大絞り値がf/4に変わるため、暗い環境での撮影には少し注意が必要です。
2. D7200を購入する:サブカメラとして活用
D7200は、DXフォーマットのカメラであり、D750に比べて約1.5倍のクロップがかかります。これにより、70-200mmのレンズを装着すると、実質的に300mm相当の焦点距離となり、より遠くの被写体を簡単に捉えることができます。
D7200をサブカメラとして使用することで、フルフレームのD750と組み合わせて、さまざまなシーンに対応できるようになります。例えば、D750で広角をカバーし、D7200で望遠を担当させることで、効率的に撮影ができます。また、D7200はD750に比べて軽量で持ち運びやすいため、長時間の撮影にも向いています。
3. どちらが最適か?使用シーン別の選び方
TC-14EⅡを選ぶ場合は、すでに持っている70-200mmレンズの焦点距離を拡張することができるため、コストを抑えつつ望遠を追加できます。これにより、特にプロ野球やサッカーの撮影で、十分な望遠を確保しやすくなります。
一方で、D7200を購入すると、さらなるクロップによる望遠効果を得るだけでなく、サブカメラとして運用することが可能になります。これにより、状況に応じてフルフレームとAPS-Cの両方を使い分けることができ、撮影の幅が広がります。
4. その他の考慮点:予算や撮影スタイル
TC-14EⅡの使用は、レンズの特性をそのまま生かしつつ望遠効果を追加できるため、非常にコストパフォーマンスが良いです。しかし、暗い環境や動きの速い被写体には、レンズの最大絞りがf/4になることを考慮して、シャッタースピードやISO設定に工夫が必要です。
一方、D7200を購入する場合、カメラ本体が新たに必要になるため、予算が増加します。しかし、APS-Cセンサーのカメラは、望遠効果が自然に得られるため、より遠くの被写体を捉えやすくなります。特に、連写性能やオートフォーカスがD750に比べて優れているため、動きの速いスポーツ撮影には有利です。
まとめ
プロ野球やサッカーの撮影において、望遠効果を強化するための選択肢として、TC-14EⅡを使って70-200mmレンズの焦点距離を拡張する方法と、D7200をサブカメラとして追加する方法があります。予算や撮影スタイル、使用シーンに応じて、最適な機材を選びましょう。
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