テレビの待機電力とそのコストを知ろう！1ヶ月の電気代はいくらかかる？

テレビなどの家電製品を使用していなくても、待機状態で電力を消費していることをご存じですか？今回は、テレビの待機電力が1ヶ月でどれくらいの電気代を消費するかについて、具体的な計算方法を解説します。

1. テレビの待機電力とは

待機電力とは、家電製品がオフの状態であっても、内部で電力を消費している状態を指します。テレビでは、リモコン受信や時計表示、ネットワーク接続の維持などが原因で電力を使い続けます。テレビを完全にオフにしていない限り、少量でも電力が消費されます。

テレビの待機電力はモデルやメーカーによって異なりますが、一般的にテレビの待機電力は1Wから5W程度です。仮に待機電力が5Wのテレビがあった場合、1ヶ月（30日間）24時間ずっと待機状態で消費される電力は次のように計算できます。

5W × 24時間 × 30日 = 3600Wh = 3.6kWh

消費電力をもとに電気代を計算する方法は、消費電力（kWh）に電力料金をかけるだけです。電力料金は地域によって異なりますが、平均的な単価は約27円/kWh程度です。

3.6kWh × 27円 = 97.2円

つまり、待機状態のテレビを1ヶ月間使い続けた場合、約97円の電気代がかかることになります。

待機電力を削減するための方法としては、テレビの電源を完全にオフにするか、電源タップのスイッチを使って電源を切る方法があります。また、最近のテレビでは、待機電力をほとんど使わない省エネモードを搭載しているものもあります。

テレビの待機電力は思ったよりも少ないですが、長期間使用し続けると電気代が積み重なります。1ヶ月で数十円程度の差ではありますが、省エネ意識を高めるためには、待機電力の消費を減らす方法を実践することが大切です。